~ 一人の人のようになって ~
「民は皆、水の門の前にある広場に集まって一人の人のようになった。(ネヘミヤ8:1)」
先週23日(休日)は、「北陸交流会」が3年ぶりに福井教会を会場として行われました。特に今回は、「福井教会の復興のための全国支援・地域協働プロジェクト」を日本バプテスト連盟に連なる全国の諸教会の皆さんにアピールする動画を作るため、福井、金沢、富山の北陸三教会から約30人の神の家族が福井教会に集いました。一部が開会礼拝、二部が参加者紹介と昼食、三部が動画作成という流れで行われました。それぞれ、教会は違っても、福井教会の礼拝堂再建という目標のために熱く燃えていた北陸三教会の皆さんの姿は素晴らしかったですね。
ちょうど10月~11月の聖書教育のテキストが神殿再建と城壁再建の物語が主題であるエズラ・ネヘミヤ記だったので、福井教会の礼拝堂建築のための地域協働プロジェクトを進めている北陸三教会の状況と重ね合わせて考えることができたことも大きな恵みでした。
実に、エルサレムの城壁再建こそ、ネヘミヤという一人の人の涙の祈りから始まり、彼のリードのもと、イスラエルの各部族から賜物をもつ人々が志願して、みんなが一丸となって成し遂げることができました。工事を進める中、何度も周りからの妨害など、多くの困難もありましたが、ネヘミヤを中心に一致団結してすべてを乗り越え、いよいよ城壁再建の日を迎えることができたのです。その時の様子を、聖書は「一人の人のようになった(1節)」と記しています。そこには、男、女、子ども、老人、病人、異邦人など、ありとあらゆる人が信仰と心を合わせて「一人の人のようになって」城壁再建に加わったために、完成した城壁を前にして感謝と感動が溢れる礼拝を献げることができたのです。
願わくは、愛する神が福井教会に新しい礼拝堂を与えてくださいますように、また小泉町教会も共同提案教会として福井教会と金沢教会の皆さんと一人の人のようになって祈り、主の祝福にあずかることができますように…。雪国、仏教の地とされ福音宣教の難しい地として知られる北陸の地から、日本全国の日本バプテスト連盟に連なる諸教会の方に主の燃える愛と恵みを流していけるように励んでまいりましょう。シャローム!