「恵みはすぐ近くに」
私は自然が大好きです。特に植物の成長や季節ごとの美しい姿を見ると幸せな気持ちになります。
11月に入り、町中を車で走っていると、目に鮮やかに飛び込んでくるものがあります。それは、黄色や赤、オレンジ、緑などで彩られた木々です。春の桜色、初夏の瑞々しい新緑、暑い夏の深い緑を過ぎ、そして今、また再び鮮やかな黄色や赤、黄金色へと変えられ、見慣れた山や里、町の姿を美しく整え、感動を与えてくれます。
16年前に夫が、重いくも膜下出血で倒れ、その後私は早朝から夜遅くまで仕事と家事、病院介護へと走り回る毎日でした。そんな日々に、「大好きな紅葉観に行きたいけど、今はそれどころじゃないし。」とため息混じりに、ふと庭に植えてある大きなハナミズキを見上げたら、真っ青な秋の空をバックに紅葉した葉っぱが光を浴びてキラキラと輝いて目の前に広がっていました。「あ~そっか!こんな近くに・・」と感動したのを覚えています。
あの頃、日々の慌ただしい生活の中で、色々なものを見落としていた私に、神様が「よく観なさい。遠くまで行かなくても、すぐ近くに美しい紅葉があることを」と、教えて下さったのです。
天地を創造され、全てを治めておられる主が、このような小さな者にも、み旨にかなう道を備え、倒れてもその手をとらえていて下さる恵みを感謝します。
S.Y.姉
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