『 主が望まれる教会⑥:フィラデルフィア教会② 』~新しい名が書き記される教会~ (ヨハネ黙示録3:7~13)
2022年の歩みを始めたのが、昨日のことのようですが、もう今年も2ヶ月を切っています。神の家族の残りの2ヶ月間の歩みが主イエスに喜ばれ、親しく交わる日々となりますように…。
フィラデルフィア教会は、黙示録の7つの教会の中で最も模範的な教会とされ、スミルナ教会と同様に、主イエスからの叱責の言葉は見られず、褒め言葉と励ましの言葉だけをいただいた教会でした。とりわけ前回の内容を振り返ると、まず、ダビデの鍵をもっておられる主イエスがフィラデルフィア教会に「開かれた門」を与えて下さったことと、彼らは「力は弱かったが、神の御言葉を守り、その名を裏切ることはなかった教会」であったことを分かち合いました。
本日はフィラデルフィア教会への残りの内容について分かち合いたいと願います。まず、10節です。
「あなたは忍耐についてのわたしの言葉を守った。それゆえ、地上に住む人々を試すため全世界に来ようとしている試練の時に、わたしもあなたを守ろう。(10節)」…まず主イエスは、フィラデルフィア教会が、主から言われた忍耐についての御言葉を守ったことを称賛されます。そのため、全世界にやってくる試練の時に、主イエス御自らフィラデルフィア教会を守られるという素晴らしい約束をしてくださいます。
忍耐が求められる時は苦難の時、試練の時です。すなわち、苦難の時は忍耐が働く時です。フィラデルフィア教会の力は弱く小さかったのですが、彼らは力は弱かったものの、イエス・キリストの十字架の恵みに満たされていたため忍耐することができたのです。忍耐は信仰の強弱に比例するものではありません。弱く小さな信仰しかもっていなくてもイエス・キリストの十字架の恵みに生きる人は主イエスに倣い、忍耐することを恵みとして受け入れ、信仰を忠実に守り抜くことになります。それほど忍耐は、信仰者の霊的な筋肉をつけるのに最も大切な徳目と言えます。使徒パウロも、「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む(ローマ5:3~4)」と教えていました。神の家族の皆さんは主に称賛される忍耐を身につけていますか。
続けて主イエスは、忍耐についての主の御言葉をよく守ったフィラデルフィア教会に「試練の時に、わたしもあなたを守ろう」と約束してくださいます。これは、フィラデルフィア教会の忍耐に対する主イエスの応答です。すなわち、これから全世界の人々を試すためにやってくるだろう、さらに厳しい試練の時に、主御自らがフィラデルフィア教会と共におられ、彼らをあらゆる試練から守られる!という約束をしてくださるのです。
最後に主イエスは、勝利するフィラデルフィア教会の信徒たちへの幸いの約束を加えてくださいます。まず、「神の神殿の柱にする」という約束、さらに、フィラデルフィア教会の信徒たちの上に「天と地を造られた創造者なる神の名が、新しいエルサレムの名が、主イエスの新しい名が書き記される(12節)」という驚くべき恵みの約束が告げられます。神の名こそ神の所有である保証であり、新しいエルサレムの名とは神の国の市民であることを公にすることです。最後に主イエスの新しい名とは、イエスとの全く新しい関係に入ることへの印です。これらは勝利を得る者だけに与えられる祝福の約束です。…弱い力しかもっていなくても、忍耐の言葉を守り抜くフィラデルフィア教会に与えられた主の祝福の約束が、小泉町教会の神の家族にも与えられますように…。ハレルヤ
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