2020年1月13日月曜日

2019.12.15 牧師室便り

~クリスマスは教会で~

「互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。」(ガラテヤ6:2)

「日曜日は教会へ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。それぞれの教会のホームページの決まり文句であり、バスや市電などの案内放送から必ず流れてくる言葉です。東京に住んでいた時によく耳にしたことを覚えています。しかしまだ人々の生活にまで浸透していないのが現状です。なぜ日曜日に休むようになったのか、なぜ教会で日曜日に礼拝をしているのかなどについて、人々には関心がないでしょう。ただ、アメリカや西洋から伝わってきた習慣として、または世界基準としてすんなりと受け入れているのではないでしょうか。

 興味深いことに、「日曜日は教会へ」という呼びかけより、既に浸透しているキリスト教会の呼びかけがありますよね。それは「クリスマスは教会へ」というものです。クリスマスシーズンになると町の中で必ず流れているクリスマスキャロル、またクリスマスツリー、クリスマスケーキ、クリスマスカード、サンタによるプレゼントなどなど、クリスマスはもう日本人の心を大切につかんでいる冬の文化となっています。この時だけはチラシ配りも、キャロリングも許されるようになっています。そしてクリスマスイブになると何となく教会のキャンドルサービスに行って見たいという人も多いです。私たちの教会のイブキャンドルサービスにも、普段は来なくてもイブだから来るという方が毎年数人いることに気づきます。なぜでしょう。

 クリスマスは愛だからです。この世界は愛が冷えてきて殺伐としているけれど、クリスマスになるとプレゼントがもらえる、貧しい人々への募金活動が盛んに行われ、忘れていた人からの愛のこもったメッセージが届けられ慰められる。そう、クリスマスは愛です。神が愛のプレゼントとしてやってこられた季節、また互いに愛し合うことが望まれた季節なのです。
 願わくは、「クリスマスは教会へ」という呼びかけのように、「日曜日は教会へ」という呼びかけが自然と日本人の心に溶かし込まれるように、日曜日の礼拝を愛と感動で満ち溢れる時として作り上げたいものです。シャローム!

2019.12.15 本日の宣教

『互いにキリストのように  』 (フィリピの信徒への手紙2:5~8)   

先日、悲しい知らせが届きました。「アフガンの聖者」と呼ばれていた中村哲兄が天に召されたというニュースでした。日本での平安な生活を後にし、パキスタンとアフガニスタンに渡り、NGOペシャワール会の医師として36年間弱く貧しい人々に寄り添って医療活動と井戸掘りに力を注いできた中村兄でした。その働きの素晴らしさが報われ2003年にはアジアのノーベル平和賞に当たる「マグサイサイ賞」を受賞するほど、世界平和のためにも力を尽くされました。そして12月4日、武装集団の銃撃によって73年間の人生を終えられたのです。中村兄の追悼式にはアフガニスタンのガニ大統領も出席し、大統領自ら棺を担ぐほど大切に扱われるのを通して、彼の働きがいかに素晴らしかったかを顧みることができました。なお、中村哲兄は日本バプテスト連盟香住ヵ丘バプテスト教会でバプテスマを受け、現在に至っています。

救い主の来られるのを待ち望むアドベントに入っての中村さんの訃報は、主イエスからの“クリスマスのメッセージをもう一度確かめなさい!”という御心ではないかと思わされました。クリスマスこそ、罪人で滅びていくべき私たちを救うために、神の身分である神の独り子が、神のお姿を捨てご自分を無にして、罪人たちと同じ姿でお生まれになり、恵みのしもべとなられた時です。それだけではない。馬小屋の飼い葉桶でお生まれになった日から、徹底してへりくだりの道を歩まれ、やがては十字架の死に至る歩みを続けられたのです。お誕生の飼い葉桶から十字架による死は最初から定まった父なる神のご計画であり、主イエスはひたすら父の御心に従順な姿勢を貫き通されました。

そこで使徒パウロは、フィリピの信徒への手紙を読む人々に次のように勧めるのです。「互いにこのことを心がけなさい。それはキリストイエスにみられるお姿ですよ。」(5節)と。本日の聖書箇所は、「キリスト讃歌」と呼ばれている箇所で、初代教会の礼拝において歌われていた讃美歌として知られています。私たちは本日の「キリスト讃歌」を通して2000年前のクリスチャンたちと時間と空間の壁を乗り越えて一つとなる恵みを受けています。
神の家族の皆さん、今私たちはどのような「キリスト讃歌」を歌うべきでしょうか。誉れと栄光に満ち溢れる讃美、力と権威と裁きに満ちたキリストを歌うべきでしょうか。いいえ、このクリスマスの季節、私たちが歌うべきキリスト讃歌は、しもべの歌、へりくだりのキリストの謙遜をほめたたえる歌、そして、“キリストのように、互いにしもべとなり、自分を無にできる者にしてください”と歌うべきではないでしょうか。そうです。クリスマスを迎えるキリスト者が備えるべき姿勢こそ、互いにへりくだり、しもべの姿を身に着けることです。私たちの信仰の主であるキリストがしもべとなられたのに、なぜ私たちは隣人のしもべになることを拒むことができましょう。真のキリスト讃歌を歌う私たちでありますように…。

2019.12.15 小さな泉の恵み


~クリスマスの恵み~
先日、朝のニュース番組で、有名な昭和のスターUさんが亡くなったことを、伝えていました。その映像の中で、同じく昭和のスターで、彼の大親友だったMさんが2年ほど前に亡くなった時に、今回亡くなったUさんが残したコメントと映像が流れました。 お二人とも、この世の栄華の全てを得たと言っても、過言ではないような方々でした。
その映像のUさんは、大切な親友が亡くなったショックからか、「死んだらおしまいだ。さっきまで生きていたのに小さな骨になってしまって。死んだらおしまいだよ。」というようなことを悲痛な絶望した表情で絞り出すように話していました。
 その時に浮かんだのは、小泉町教会の兄弟方が天に召される直前の様子でした。どなたも死に対する恐怖や絶望は、表情からも態度からも伺えず、反対にキラキラと輝いて、私たちを勇気付けてくださいました。神様に愛され、天に帰るという大きな喜びと希望があったからでしょう。
今、ディボーションしているエペソの手紙では、「in Christ=キリストにあって」という言葉がよく出てきます。イエス様を離れずに生きること、そして神様が私たちをどれほど深く愛してくださっているかを思います。
2019年も、後2週間余りになりました。来週は喜びと恵みに満ちたクリスマスがやってきます。みんなで心を込めて感謝と賛美をお捧げし、クリスマスを祝いましょう!
                           S.Y.姉

2019年12月24日火曜日

2019年 クリスマス礼拝 富山小泉町キリスト教会

12/21 (土) 子どもクリスマス 10:30-
12/22 (日) クリスマス礼拝 10:30- 
12/24 (火) クリスマスイブ キャンドルサービス 19:00-

* 駐車場ございます。お気軽にお越しください。




2019年12月12日木曜日

2019.12.8 牧師室便り


~ One Team(ワンチーム)~

「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。」(ヨハネ福音書17:21)

 今年の流行語大賞に「ONE TEAM~ワンチーム~」が選ばれましたね。全国民をラグビーの感動に目覚めさせたラグビーW杯日本大会での史上初のベスト8に進んだ戦いぶりを象徴する言葉でありました。日本でラグビーは、―これまではー、マイナーなスポーツのようで私もよく知りませんでしたが、今は国民から大人気を勝ち取りましたね。

とりわけ、今までは「ラグビー代表に外国人が多い」ことを否定的に捉える意見が多かったと思いますが、今回のラグビー代表の戦いぶりを通して、そのような意見は全く聞こえなくなったことに気がつきます。実際、ラグビー代表には6カ国の海外出身者が入り交じっているそうです。だからこそ、この「ワンチーム」という意識が最も大切にされたのではないでしょうか。まさに「ワンチーム」を合言葉にして結束力と競技力を高め、世界の強豪たちを突破していく姿を通して、みんなが心熱くしたのではないでしょうか。

聖書の御言葉においても、「One Team」へのメッセージが何度も記されています。中でも、主イエスは十字架にかかる前日、最後の晩餐の席で「すべての人を一つにしてください」と、祈られました。私たちが一つになることで、三位一体なる神の内にいることになるのです。今、私たちはクリスマスの季節を過ごしていますが、クリスマスこそ、父、子、聖霊の三位一体の神による恵みのプレゼントです。そして、三位一体の神の恵みと、愛とを受けたキリスト教会も同じで、キリストの体の各部分を成す一人一人が一つになることで、最も素晴らしい教会を形成することができるのです。私たちが一つになる時、父なる神にも、世界にも、喜びのプレゼントとなれるでしょう。シャローム!

2019.12.8 本日の宣教(執事宣教)


 『御救いをすべての民が知るために 』 ( 詩編67:1~8)
 私は現在、地元南砺市の市議会議員が経営する農場「わかば農園」にお世話になっております。そこで主による様々な恵みを与えられています。日々の生活の中で思うことをお話します。ご承知のように農業は天候、天気に大きく依存し、影響を受けます。神様の恵みにより生かされております。特に田畑の快適さには神様の創造の業を褒め称えずにはいられません。夏の一番暑い時期でも爽やかな風に吹かれれば神様の御手の中、正に楽園にいるようです。自然に頭の中に讃美歌が聞こえて主のご臨在を覚えます。「天は主のもの、地は人への賜物(詩編115:16)」人にも恵まれ、社長や同僚だけではなく知り合う方々は皆優しい人ばかりです。主が彼らを愛し、救いを与えようと私をお遣わしになったのだと感じています。と言っても問題が無いわけでは有りません。現在の農業は科学肥料や農薬、除草剤無しには語れません。より自然に近い「奇跡のリンゴ」に代表される自然農法への移行はまだ先のことです。その道を阻む補助金にも少なからず思いが有ります。
 何よりも私の周りの方々は物質的に恵まれ、日々の生活に満足し神の救いに渇望を感じていません。皆様の周りの人々にも多く見られることではないでしょうか。主イエスの他に救いは有りません。『イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。(ヨハネ14:6)』災害や病により人の死に見聞きする度に福音伝道の緊急性を思わされています。愛する者や私自身がいつ終末を迎えるかわかりません。新しく知り合った方にはわたしがクリスチャンであることを早めにお伝えするようにしています。そうすると時々キリスト教について質問を受けることがあります。聞いている本人はそれほど考えていないかもしれませんが、私にとっては良い訓練です。10月の暗唱聖句「心の中でキリストを主とあがめなさい。あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。(第一ぺトロ3:15)」まだ福音を充分に伝えきれていませんが、惜しみ無く咎め立てしないで与えて下さる神様に知恵と導きを求めてまいります。


 昨年からわかば農園で干し柿の製造を始めました。地元の特産物の干し柿の伝承、維持の為です。そこで社長にその責任者になるように求められました。干し柿の製造はとても魅力的な仕事ではありますが、繁忙期がクリスマスに重なり信仰と教会生活に相容れないと考えお断りしました。私にとって仕事より信仰の方が重要です。主が共に居てくださるなら、どこでも生きられると気付かせてくれたのは、わかば農園です。主がわかば農園とそれに関わる全ての皆様を憐れみ救いへとお導きくださいますように。主の栄光が永遠にありますように。 
                                        S.S.兄
 

2019.12.8 小さな泉の恵み


 中村哲さんが天に帰られました。
アフガニスタンで現地の人々のために36年にわたり医療と井戸掘りを続けていたNGOペシャワール会の医師中村哲さんが12月4日に銃撃され運転手を含む5人の現地の方々と共に殺害されました。当初は、中村さんは負傷したということでしたが、首都カブールの病院に移送中に息を引き取りました。
中村さんは、九大医学部卒業後病院勤務を経て83年に日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)からパキスタンのペシャワールに派遣され、ハンセン病の患者の治療をされました。2000年にアフガニスタンで大規模な干ばつがあり、井戸を掘り農業用灌漑用水を各地につくり、これまで1600本という井戸と灌漑用水を現地人と一緒に作ったそうです。
中村さんは、九大医学部の時代に九大YMCAに所属していました。学生YMCAは、聖書研究を通してハンセン病療養所や炭鉱でのボランティア経験を積んでいきます。イエス様を主と仰ぎその弟子であろうとすること、それがYMCAのあり方であり、中村哲さんは、アフガニスタンという世界で最も危険な地域で活動を続けてこられました。とても残念で、悲しいです。中村さんの霊がイエス様に天に上げられ平安であること、ご遺族が慰められることをお祈りいたします。
                                                 S.S.兄