「互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。」(ガラテヤ6:2)
「日曜日は教会へ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。それぞれの教会のホームページの決まり文句であり、バスや市電などの案内放送から必ず流れてくる言葉です。東京に住んでいた時によく耳にしたことを覚えています。しかしまだ人々の生活にまで浸透していないのが現状です。なぜ日曜日に休むようになったのか、なぜ教会で日曜日に礼拝をしているのかなどについて、人々には関心がないでしょう。ただ、アメリカや西洋から伝わってきた習慣として、または世界基準としてすんなりと受け入れているのではないでしょうか。
興味深いことに、「日曜日は教会へ」という呼びかけより、既に浸透しているキリスト教会の呼びかけがありますよね。それは「クリスマスは教会へ」というものです。クリスマスシーズンになると町の中で必ず流れているクリスマスキャロル、またクリスマスツリー、クリスマスケーキ、クリスマスカード、サンタによるプレゼントなどなど、クリスマスはもう日本人の心を大切につかんでいる冬の文化となっています。この時だけはチラシ配りも、キャロリングも許されるようになっています。そしてクリスマスイブになると何となく教会のキャンドルサービスに行って見たいという人も多いです。私たちの教会のイブキャンドルサービスにも、普段は来なくてもイブだから来るという方が毎年数人いることに気づきます。なぜでしょう。
クリスマスは愛だからです。この世界は愛が冷えてきて殺伐としているけれど、クリスマスになるとプレゼントがもらえる、貧しい人々への募金活動が盛んに行われ、忘れていた人からの愛のこもったメッセージが届けられ慰められる。そう、クリスマスは愛です。神が愛のプレゼントとしてやってこられた季節、また互いに愛し合うことが望まれた季節なのです。
願わくは、「クリスマスは教会へ」という呼びかけのように、「日曜日は教会へ」という呼びかけが自然と日本人の心に溶かし込まれるように、日曜日の礼拝を愛と感動で満ち溢れる時として作り上げたいものです。シャローム!
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