2023年12月26日火曜日

2023.12.24 牧師室便り

 ~ 今年もらったクリスマスプレゼント! ~

今年のクリスマスの季節を迎えながら、心の中に寂しく思っていたことがありました。それは、今年の子どもクリスマスをどうするか、ということでした。最近、子どもたちが礼拝に集えない日が多くなっており、子どもクリスマスの時、子どもたちが誰も参加できなければ、もう開催は難しいと思っていたからです。

そうするうちに、まず、Nちゃんは確かに参加するとの連絡をもらい、とても嬉しかったです。一人だけの参加かもしれないが、その一人のために最善のプレゼントを用意しようと計画を始めました。そうするうちに、Y家の子どもたちの参加申請があり、続けてI家、最後にはしばらく教会に来られなかったTくんまでもお母さんと一緒に参加できるとの連絡をもらいました。本当に嬉しかったですね。私たちの神は人の思いをはるかに超えて備えてくださるお方であることを再三教えられましたね。

それだけではない。子どもクリスマス当日の朝、先日行われたチャペルコンサートにも来会していた町内のある家族から子どもクリスマスに参加しても良いのかとの電話をもらいました。先週の礼拝後、教会周辺に配ったチラシを見て参加することを決めたそうです。本当に素晴らしい!!!普段、諸行事がある度に習慣的に配っていたチラシがこのように実を結ぶとは。…まさしく今年最高のクリスマスプレゼントをもらったと思います。

愛する神の家族の皆さん。私たちの神は私たちがあまり期待していないこと、もうあきらめかけていることを大切に受け止めてくださり、そこから新しいことを始められるお方であることを覚えましょうね。もう2023年が終わろうとしていますが、一年を振り返りながら、しんがりを守られ、新しいことを始められる愛なる神の最善にすべてのことを委ねましょう。お一人おひとりを愛し祝福します。シャローム!



2023.12.24 本日の宣教

  『 イエス、わが喜び 』          

                                                          ルカによる福音書 2章8~14節

救い主のお誕生をおめでとうございます!!!

「礼拝」の言葉はギリシャ語で、プロスクィネオと言います。プロスは「~~に向かって」という意味であり、クィネオは「口付ける」という意味です。つまり、「誰かに口付ける、誰かにひれ伏す」という意味になります。面白いことに、クィネオの語源である「クィオン」という言葉の意味は、「犬」ということです。したがって、「礼拝」という言葉は、飼い主の手を夢中になって舐める犬の姿勢から来ています。

このような犬の姿から、「プロスクィネオ」「礼拝」という言葉が生まれたということは、私たち礼拝者に大きな教えを与えてくれます。特にこの犬の態度から、礼拝の根本にあるものに気づくことができますよね。それは、礼拝こそが喜びであるということです。まるで飼い主を喜び、その手にキスするために飛び上がる犬のように、礼拝者も絶えず、私たちのために独り子を贈ってくださった神、創造者であり、いつも共におられて愛しておられる神を喜び、感謝と賛美をもって礼拝することが、私たちに求められるのです。そして、その礼拝の特別な瞬間が、救い主の誕生を祝い礼拝するクリスマスなのです。

天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。(ルカ2:10)」

イエス・キリストの誕生は、世に大きな喜びをもたらしました。しかも、限られた人たちだけの喜びではなく、民全体、世界のすべての人への神からの素晴らしいプレゼントが与えられた大きな喜びの日がクリスマスなのです。羊飼いと主の天使たちに代表される天と地すべてのものが、救い主の誕生を祝い喜ぶのです。

天使たちからのメッセージを受けた羊飼いたちは、早速、天使たちが教えた通り、救い主が生まれたベツレヘムの家畜小屋を訪れます。そして、彼らは世界の人々の中で初めて救い主を見るという祝福にあずかります。

ここで「羊飼いたち」から学ぶべき大切な姿があります。その姿とは、彼らが天使たちから知らせを聞いた時、すぐに「急いで駆けつけた」ということでした。彼らは「救い主の誕生」という、世界の民全体に与えられる喜びの知らせを確かめることよりも重要なことはないと考えたことでしょう。

その羊飼いたちの姿から私たちは、喜びの優先順位が何であるかをチャレンジとして示されます。父なる神は、羊飼いたちのように、神の御心に直ちに従う者を求めておられます。神に従って生きるところでは、時として生活の安定さを欠くこともあるかもしれません。また、自分の持ち物や経済的な犠牲を経験するかもしれません。しかし、私たちを愛し、救おうと天の御座を捨てて暗闇の人間世界に降りてこられたイエス・キリストの誕生という喜びの知らせを確かめるために、急いで出かけていく羊飼いたちの姿を通して、御言葉をいただいた者の従順な姿を学ぶことができます。

同じように、愛なる神は、私たち神の子どもたちが「喜びに溢れる人生」を歩むことを望んでおられます。私たちの大きな喜びとしてお生まれになったイエス様のクリスマスを心から大いにお祝いしましょう!ハレルヤ! 




2023.12.24 小さな泉の恵み

 クリスマスツリーに何をつるす?

もみの木に*、柊の実葉、つえモール、電飾、ベル、プレゼント、天使、十字架、雪、靴下、そしてプレゼント置き場所。・・・

今年の11月は富山ハンドベルの会『ブルーリンガー』演奏会が多くありました。感謝します。

メリークリスマス!

                           M.T.兄

2023.12.17 牧師室便り

 ~ あなたにとっての今年の文字は? ~

毎年楽しみな「今年の漢字」として「税」の文字が選ばれましたね。実施した「日本漢字能力検定協会」は、「税」の字が選ばれた理由について、「1年を通して防衛力強化に向けた財源を賄うため所得税などの増税への議論や、所得税などの定額減税の話題、インボイス制度の導入やふるさと納税のルールの厳格化」など、「税」にまつわるさまざまな改正や検討が行われたことなどを挙げていました。

 考えてみると、「税」こそ、一般庶民にとって最も敏感な主題であり、できるだけ避けて通りたいものではないかと思います。そのため、政治家たちは選挙の前には絶対増税の話はしないことがルールとなっており、「税」を口にするやいなや支持率は下がる一方になるのです。それほど、大切なのが「税」なのです。特に、最近発覚した有力な政治家たちによる政治資金疑惑は国民たちの憤りに火をつけたことでしょう。…ちなみに「今年の漢字」の2位に「暑」、3位に「戦」が選ばれたそうです。

それでは、神の家族の皆さんにとって一年を表す文字を選ぶとしたら、皆さんはどんな文字を選びますか。もちろん私たちも日本国民として、日本の法律や政治、経済環境の中で生活するので、同じ影響を受けざるを得ないとは思いますが、それでも神の国の民としてのアイデンティティーをもっているクリスチャンにとして、異なった考えや価値観の上で生きていることを認めなければならないでしょう。

そういうことで、私たちは「信」「望」「愛」と言った信仰者にとって決して変わることのない言葉を挙げることになるかもしれませんし、「喜」「祈」「忍」「聖」「優」「尊」「真」などもその候補に選ばれるでしょう。確かなことは、神の国と義をまず求めるべき存在としてのプライドをもって歩むことを心がけたいものです。シャローム!



2023.12.17 本日の宣教

  『 飼い葉桶の前で 』          

                                                  ルカによる福音書2章1~7節

クリスマスは喜びの時です。救い主がお生まれになり、暗闇の世界の光としてやって来られたからです。そのため、人々は昔から「メリークリスマス!」と、喜びのあいさつを交わしながらクリスマスを楽しく祝ってきたわけです。

しかし、本日の御言葉を読むと、最初のクリスマスは決して「メリー」ではなかったはずです。今から2000年前、ベツレヘムの町に住民登録をするため辿り着いたヨセフは、妻マリアの出産の月が満ちていたため、岩に穴をあけて作った家畜小屋の飼い葉桶で、初めての子を産むことになりました。

そのみどりごこそ神の独り子、王の王、救い主でありましたが、宮殿でもなく、また立派なホテルでもない、汚い動物の臭いと汚れで溢れている場所、一度も人から関心を引くことなどなかったベツレヘムの家畜小屋でお生まれになったのです。聖書は教えます。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。(フィリピ2:6~7)」と。この御言葉の成就を象徴するのが、「飼い葉桶」です。神の独り子が天上の王座を捨てて、地上にやって来られた最初の場所が飼い葉桶であったのです。

神が人となられた。神の御子が飼い葉桶という最もみすぼらしい場所でお生まれになった。しかし、神はその飼い葉桶から救いの光を照らし始められました。

人はよく次のような言葉を口にします。「私のような罪人は神の前にいくことはできない。神は私のような罪人には関心をもっておられないし、私のような汚れた者は神の愛を受ける資格なんかないのだ。」と。…しかし、いかがでしょうか。独り子の誕生の場所を飼い葉桶に定められた神がそうされるはずはありません。まことに神は、この世のすべての人、どんなに弱く、汚く、傷だらけの人がいる所、みすぼらしく捨てられたような人の所に共におられるお方です。

 ルカは、飼い葉桶に寝かせた幼子を救い主として示すことによって私たちの頑なで汚れた心を砕き、その前でひざまずき、飼い葉桶の幼子から救いの光を見出す者になることを望んでおられます。

 だから私たちは、常に主イエスが誕生された「飼い葉桶の前」に立ち返るべきです。その飼い葉桶の前で主イエスを礼拝し、自分自身を献げ、ひれ伏すことです。

愛する皆さん、主イエスの飼い葉桶を訪れた人々のことを覚えていますか。野原で夜通し羊の番をしていた羊飼いたちと東方から来ていた占星術の学者たちであって、彼らは飼い葉桶のみどりごの前でひれ伏し、もってきた宝物を献げ礼拝しました。

独り子をこの世の飼い葉桶に送られた神は、昔も今も、汚く、貧しく、暗く、みすぼらしい場所に共におられ、飼い葉桶から光を照らし、愛と救いのメッセージを発信し招いておられます。その招きに応答して飼い葉桶の前に出て行き、真の礼拝を献げる神の家族お一人おひとりでありますように…。ハレルヤ!




2023.12.17 小さな泉の恵み

 ふと見ていたドラマで、「誰もが問題を抱えている。」というセリフを聞きました。私も大きな問題を抱えていると悩みで眠れなくなる事があります。でもディボーションを通して、とても良い悩み解消法が与えられたので紹介したいと思います。

―『悩む』というのは「どうしよう、どうして」などと思考が堂々巡りするため解決策が出ず、混沌とした精神状態のことです。それを『考える』に切り替える事が大事です。『考える』とは問題の原因を突き詰め、解決策を見つけようとして頭を使い、建設的に進んでいく精神状態です。―

私たちクリスチャンは、イエス様に全てをお委ねする事ができます。自分で何とかしようと、ギュッと握りしめていた手をパッと開いて、100%その身を委ねきる事ができるのです。 ちなみに最近の私のルーティーンは『グーパーグーパー運動』です。グーと手を握り、パーと手を開きながら「神さまにお委ねします!」と心の中で唱え、力を抜くのです。皆さんも眠れない時などにお試しあれ♪

                             K.K.姉

2023.12.10 牧師室便り

 ~ あなたの幸福度は? ~

2023年もう一か月を切り、クリスマスシーズンの説教を準備する中で、ふと世界幸福度を知りたくなりました。そこで、2023年の世界幸福度ランキングという資料を探してみたところ、インターネットからすぐに調べられました。やっぱりインターネットは便利ですね。

国連の持続可能開発ソリューションネットワーク(SDSN)が発表したランキングでは、2020年から2022年の3年間が対象でした。つまり、2023年の世界幸福度ランキングは、新型コロナウイルスのパンデミックやロシア・ウクライナ戦争、さらに世界的な経済危機など、激動の3年間が対象となったランキングでした。

まず、1位の国はフィンランドで、もう6年連続1位になったそうです。その後、2位がデンマーク、3位がアイスランドと、上位に入っている国々は欧州の国々であり、特に北欧の国々が目立ちます。なぜでしょうか。

それから日本の幸福度は47位で、前回の54位から上昇していますが、皆さんはどう感じているでしょうか。ちなみに、韓国の方は57位で、最下位がアフガニスタンだそうです。

しかし、いかがでしょう。人の感じる幸福度を他人や他国と比較することでランキングをつけることにはあまり意味がないのではないかと思います。人それぞれ幸福の基準は違うはずであり、ひとつにまとめて調査することはできないでしょう。
一年の歩みを終えようとする今の時、神の家族の皆さんの幸福度はどれくらいでしょうか。幸せですか。それなりに幸せだと思っていますか。
しかし、聖書が教えるキリスト者は「いつも喜ぶことができ、どんなことにも感謝できる存在」でありますよね。その理由こそ、神が独り子さえ与えられるほどあなたを愛してくださるから。その神が共におられ、永遠の御国をプレゼントしてくださったから。そう。キリスト者の幸福の基準は神の愛にあるからですね。 シャローム!