「お互いに支えあうネットワーク作り」
これは食料の生産者と消費者の関係について、このような関係でありたいと願う一農業者の言葉です。私作る人、私買う人という、そこに市場を通して物が流れるという関係ではなく、お互いに顔が見える関係を築こうとしているのです。こうした関係は、1970年代の日本の一部の地域で「提携」として形作られた関係であり、栽培方法や価格等、双方の事情を考慮しあって設定されていたものです。この原点は1970年代の日本でしたが、この仕組みが欧米に飛び火して普及し、近年CSA(地域支援型農業)として日本にも還流し(たとする説が有力)、今日ではCSAを何とか普及させようと努力している地域もあります。生産者にとっては担い手不足が相当に深刻で、消費者にとっては食料危機を予感させる今日このごろです。
パウロは、「あなたがた自身が知っているとおり、この両手は、わたしの必要のためにも、私とともにいる人たちのためにも、働いて来ました。」(使徒20章34節)として模範を示しています。「ともにいる人」が、弱い者を指しているとすれば、生産者も消費者も弱い部分を抱えていると、私にはみえるのです。
S.T.兄
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