2025年1月6日月曜日

2024.12.29 本日の宣教

 『神の右の手にすがる』

                                                          イザヤ41章10節

~主のよき力に守られて~

主のよき力に、確かに、静かに、取り囲まれ、

不思議にも守られ、慰められて、

私はここでの日々を君たちと共に生き、

君たちと共に新年を迎えようとしています。


過ぎ去ろうとしている時は、私の心をなおも悩まし、

悪夢のような日々の重荷は、私たちをなおも圧し続けています。

ああ主よ、どうかこのおびえおののく魂に、

あなたが備えている救いを与えてください。


あなたが、もし、私たちに、苦い杯を、苦渋にあふれる杯を、

なみなみとついで、差し出すなら、

私たちはそれを恐れず、感謝して、

いつくしみと愛に満ちたあなたの手から受けましょう。

 

しかし、もし、あなたが、私たちにもう一度喜びを、

この世と、

まぶしいばかりに輝く太陽に対する喜びを与えてくださるなら

私たちは過ぎ去った日々のことをすべて思い起こしましょう。

私たちのこの世の生のすべては、あなたのものです。


あなたがこの闇の中にもたらしたろうそくを、

どうか今こそ暖かく、静かに燃やしてください。

そしてできるなら、 引き裂かれた私たちをもう一度結び合わせてください。

あなたの光が夜の闇の中でこそ輝くことを、私たちは知っています。

 

深い静けさが私たちを包んでいる今、この時に、

私たちに聞かせてください。

私たちのまわりに広がる、

目に見えない世界のあふれるばかりの音の響きを、

あなたのすべての子供たちが高らかにうたう讃美の歌声を。


主のよき力に、不思議にも守られて、

私たちは来たるべきものを安らかに待ち受けます。

神は、朝に、夕に、私たちと共にいるでしょう。

そして、私たちが迎える新しい日々にも、

神は必ず私たちと共にいるでしょう」

                   ディートリッヒ・ボンヘッファー

                           (村椿嘉信訳)

 神の右の手にすがることは、私たちの人生における力強い支えです。それは、恐れや絶望の中にあっても、私たちを守り導いてくださる神の確かな約束に基づいています。私たちがこの約束を信じて歩むとき、どのような試練の中にあっても、平安と喜びを見出すことができるのです。ハレルヤ!


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