2026年6月30日火曜日

2026.6.21 牧師室便り

   「 父を覚え、父なる神を仰ぐ」

本日は父の日です。私たちに父親を与えてくださった神様を心から賛美いたします。

私が覚えている父は、いつも黙々と仕事に励み、責任感が強く誠実な人でした。農作業をしながら、一人で大きな声で演歌を歌っていた姿も、今では懐かしい思い出です。

特に忘れられない出来事があります。小学2年生の頃、激しい遊びが好きだった私は、友達と壁から飛び降りて遊んでいました。その際、後ろにいた子が私の足をつかんだため、私は逆さまになって落下し、地面にあった電球におでこを強くぶつけて意識を失いました。気がつくと、父が血を流している私を抱きかかえ、必死に病院へ走っていました。その腕の中で感じた安心感は、今も忘れられません。病院ではおでこを7針ほど縫いましたが、あの時、わが子を抱きかかえながら慌てて走っていた父の姿は、今も鮮明に覚えています。

そんな父でしたが、我が家では最後にクリスチャンになりました。母は四十年にわたり、父の救いのために祈り続けました。かつて父は母の信仰生活を妨げることもありましたが、神様はその祈りに応えてくださり、父は七十歳の時にイエス様を受け入れ、共に信仰生活を始めました。しかし、八十歳頃から認知症を患い、最後には子どものように母に寄り添い、頼るようになりました。

父はもともと口数の少ない人で、一人で海を眺めたり、静かに新聞を読んだりして過ごしていました。コロナ禍の中で天に召され、私は最期に立ち会うことはできませんでしたが、父が神様の御胸に抱かれて天の御国へ帰ったことを信じ、感謝しています。

皆さんにも、それぞれお父様との思い出があることでしょう。その父を通して、私たちはこの世に生まれ、生かされています。その恵みに感謝するとともに、何よりも私たちのまことの父であられる神様を心から賛美いたしましょう。シャローム。



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