「打ち上げ花火から…」
おととい、8月1日の夜、毎年恒例の富山花火大会が行われました。今年も楽しみにしていましたが、諸事情によって行くことができませんでした。
今年で77回目を迎えたこの花火大会は、もともと富山大空襲の犠牲者をしのび、また平和への願いを込めて、毎年8月1日に開催されているものです。
私はできる限り、毎年この日に花火を見るようにしていますが、神通川のメイン会場は人混みが多いため、行くことができません。そのため、花火がよく見えるこの科学博物館にシートを持参して鑑賞するのが、わが家の恒例となっています。
皆さんもご覧になったでしょうか。今年はあまりの暑さのため、外出を控えられた方も多かったのではないかと思います。
8月は「平和を覚える月」です。日本バプテスト連盟でも、平和宣言を共に唱えながら、聖書を通して語られる神の平和への御心を分かち合っています。
平和は、花火を打ち上げて一時的に歓喜に沸くようなものではありません。むしろ、それは命を懸けて守るべきものであり、互いに受け入れ合い、赦し合い、互いを尊い存在、共に生きる存在として認めるところから始まります。
しかし、戦争を、まるで花火を打ち上げるかのように、軽く考えている人たちがいるでしょう。また、武器を売って利益を得ようとする者たちや、戦争を続けることで権力を維持しようとする人々もいます。さらに、悪意ある噂を流し、人々の葛藤や緊張を煽り、戦争があたかも当たり前であるかのように思わせる勢力が存在するのも事実です。
それでも私たちクリスチャンは、イエス・キリストが十字架によって成し遂げてくださった真の平和と和解の福音を、周囲の人々に伝えていく使命があります。この時期、あらためてそのことを心に刻みながら過ごしてまいりましょう。シャローム。
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