「温かい眼差しをもって…」
先週、私は韓国の友人たちに、大雪が続く中で撮った教会の写真を10枚ほど送りました。 それを見た友人たちのほとんどは、 「わあ、素敵ですね!まるで童話のような風景です。 いいところに住んでいますね。」 といった反応をしてくれました。一方で、 「あの雪、どうするんですか?腰大丈夫ですか?」 「見るだけでも疲れてしまいますね。体を壊さないように気をつけてください。」 と、私の雪かきを心配して声をかけてくれる友人たちもいました。
もちろん、これらの反応は、どちらが正しいとは言えません。 誰であっても、素直に教会の写真を見て「美しい」「素晴らしい」と感じることでしょう。 私もその言葉を聞いて、とても嬉しく思いました。しかし、一方で、先に大雪の塊を見て「雪かきが大変そう」「体に気をつけてね」と心配してくれる友人たちの言葉にも、深い思いやりを感じました。 写真を見た瞬間に何を感じ、どう反応するかは、人それぞれです。ある人は景色の美しさに目を奪われ、ある人はその裏にある大変さを想像し、気遣ってくれます。
大切なのは、どのような視点を持つかではなく、そこに真心が込められているかではないでしょうか。そして、私たち自身もまた、目の前の出来事や人の言葉にどのように反応するのかが問われているのだと思います。 目に映るものの表面だけでなく、その背後にあるものに目を向け、相手の立場を思いやる心を持ちたいものです。
これらのことは、私たちの人生においても、同じことが言えるでしょう。 一見、美しく見えるものの中に困難が隠れていることもあれば、大変な状況の中にこそ、かけがえのない恵みや気づきがあることもあります。 そのような視点を持ち、どんな状況にあっても感謝と愛をもって歩んでいきたいですね。
願わくは、神の家族の皆さんの目がいつも父なる神の目、温かい眼差しをもち、周りの神の家族一人ひとりを見、抱きしめてあげられますように。シャローム!
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