~旅人への贈り物を~
先週のある夜、ある女性から電話がありました。「フードバンクから紹介を受けてお電話していますが、少し食料をもらえないでしょうか」とのことでした。少し戸惑いながらも事情をうかがい、「では、翌日の午後にお会いしましょう」と約束をして電話を切りました。翌日、渡せるだけの食料を集め、約束の時間にその女性を待っていましたが、時間が来ても現れませんでした。何があったのでしょうか。その日以来、その方のことが気がかりで、心が落ち着きませんでした。「何か事情があって教会を訪れることができなかったのでしょうか。」…さまざまな考えが頭をよぎります。
聖書はいつも隣人に対する責任について語りかけています。「あなたのパンを水に浮かべて流すがよい。(コヘレト11:1)」「あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。(マタイ14:16)」私たちは裕福ではありませんが、「持っているものを快く分け与えなさい」という神の声に応えたいと願っています。
冬が近づき、日に日に寒さが増す中、路上生活をしている方々、自然災害に苦しんでいる方々、戦争の中で泣き叫ぶ子どもたちや、傷を負った人々のことが思い浮かびます。
最近数名の方が教会を訪ねてこられたことや、これから厳しい冬が訪れることを考えながら、しばらくの間、忘れていた「旅人たちへの贈り物」を再び集めたいと思います。無理に準備する必要はありませんが、少しでも分かち合える食品があれば、ぜひ教会にお持ちください。私たちが集めた小さな贈り物が、周囲の苦しい人々に温かな神の愛の福音を伝える道具となることを信じています。「主よ、助けたまえ、憐みたまえ!」
シャローム!
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