~ あなたの信仰の打率は? ~
今年の秋、MLBの大谷選手がホームランと盗塁の記録を更新し、大記録を打ち立てる姿に毎日が興奮の連続です。まるで別世界から来たかのようなパフォーマンスに拍手を送りたいですね。かつて前人未到の50-50(ホームラン50本、盗塁50回)を期待していましたが、大谷選手はあまりにも簡単にその記録を超え、現在は55-55に向けて、さらに前進し続ける姿に心から感動します。
多くの場合、有名な野球選手でさえ、打率3割を超えれば一流とされますね。大谷選手の打率も3割に達しています。10回打席に立てば3回はヒットを打ち、その中で55本のホームランが生まれているのです。
牧師は毎週の説教において、毎回信徒たちに感動を与えるようなメッセージを伝えたいと望みます。しかし、説教がうまくいかず、失敗したと感じることもあります。牧師たちの会話の中でよく話題になるのが、説教も野球のように10回のうち3回ほど感動を与えることができれば、それはトップクラスではないかということです。これはおそらく、互いに慰め合うための言葉ですが、それほど毎回心に響く説教をするのは難しいものです。それは牧師だけの責任というより、信徒の受け止め方にもよるのではないでしょうか。
それでは、神の家族の皆さんの日常の信仰生活に「打率」をつけるとすれば、皆さんの打率はどれくらいでしょうか?3割、あるいは5割、6割の成績を収めながらも、「すべてにヒットを打たなければ」と自分を低く評価していないでしょうか?私自身、牧師になってから「信徒に喜ばれる説教をしたい」「皆から愛される牧会をしたい」と望んできましたが、これは牧師に限らず、キリスト者の誰もが求めることだと思います。とはいえ、すべての人を満足させるのは容易ではありません。だからこそ、大谷選手を3割の打率で称賛するように、私たちも互いに励まし合うことが大切です。
教会で奉仕をするとき、証しをするとき、あるいは賜物を用いるとき、人々の評価を気にするよりも、まずは神様に喜ばれることを心がけましょう。そうすれば、主イエスは「あなたは素晴らしい」と語りかけてくださるはずです。私たちの小さな奉仕やメッセージが、たった一人にでも届くなら、それこそが最高の喜びではないでしょうか。互いに応援し合い、共に成長していく神の家族でありますように。シャローム!
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