年々気候温暖化のためか、日本でも気温が40°を超える地域がありました。日本で今年最も暑かったのは、栃木県佐野市で7月29日に41°を記録しました。これまでの最高気温は、埼玉県熊谷市と静岡県浜松市で41.1°だったそうですが、今年は佐野市に負けて市民は悔しがっていました。
同じように世界で一番暗いことで有名な地域があります。ニュージーランドの南島にあるテカポ湖で、世界で最も美しい星空を見ることができる場所として知られています。テカポでは、住民たちが星空を守るために、街灯の明かりをオレンジ色にしたり、光が漏れないようカーテンを閉めたりするなど、さまざまな取り組みを行っているそうです。
9月26日に豪雨災害で再び大きな被害を受けた能登町柳田地区と輪島市をYMCAの支援活動の調査と打ち合わせのために、日本YMCA同盟のスタッフと訪問しました。
二度の大災害に出会った住民や支援従事者は、心が折れ希望を失いかけています。
私は、支援の宿泊拠点として、輪島市朝市から海岸線を車で10分くらい北上したところにあるねぶた温泉能登の庄という旅館に泊まりました。深夜に駐車場に設置された仮設トイレに行くと、潮騒の聞こえる凛とした夜空は満天の星でした。
豪雨により空は澄み渡り、被災により街灯は減り、暗い中に天の川をくっきりと眺めることができました。「光は暗闇の中で輝いている」(ヨハネによる福音書1:5)
人々は希望を失いかけていますが、輪島塗のように、何度でも再生する希望の町として、輪島市をはじめ能登半島に希望の光が増していくことを祈ります。
島田 茂兄
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