~ 心の貧しい者は幸い ~
聖書には、貧しいやもめと金持ちの献金の場面が描かれています。やもめは200円ほどのわずかな金額を献げ、隣の金持ちは多くの金貨を献げました。これを見た主イエスは弟子たちに「どちらが多く献げたのか」と問いかけます。弟子たちは当然、金持ちを選びましたが、主イエスは「金持ちは有り余る中から献げたが、やもめは乏しい中からすべてを献げた」と教えられます。神は額の大小よりも、感謝と愛の心からの献げものを喜ばれるのです。人はうわべを見ますが、神は人の心を見ておられることを覚えましょう。
小泉町教会は小さく弱い群れです。それでも、「もらうより与える方が幸いである」という御言葉を与えられ、苦しむ人々に助けの手を差し伸べるように命じられました。その御心に従い、約9年前から「路上生活者の自立を助けなさい」というビジョンが与えられ、「小さな泉の村」を立ち上げ、毎月一度、弁当や食品などを提供する活動を始め、今に至っています。また、今年の元日に発生した能登半島地震の際も、神から「被災地の人々を助け、慰めなさい」との使命が与えられ、能登町の小さな村との出会いが与えられ、支援活動を始めました。本日も被災地支援のためのチャリティーコンサートを開催する運びとなりました。
最近、不思議な出来事がありました。それは、教会の玄関前の聖句が書かれた壁の上に、毎日少しずつ硬貨が置かれるようになったのです。最初は置き忘れかと思いましたが、何日も続いたため、掲示板の支援活動の案内に心を動かされた方が、自分の持っている小さなものを献げられたのかもしれません。
神が求められる献げものは、心の貧しさを持ちつつ、人に見せるための大げさではなく、感謝と喜びをもって、周りの最も小さな人に神の愛の手を差し伸べることです。持っている小さなものを喜んで献げる人を、神は喜ばれるのです。
「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。(マタイによる福音書25章40節)」
シャローム!
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