~ 平和運動の可能性を広めよう ~
この2週間、知人から車を借りて韓国全国を回る旅をしました。11年ぶりに韓国で運転をしましたが、運転席が右から左に変わり、道路も右側通行となったため、何度も道を間違えたり、ナビが教える方向を誤ったりしてしまうことがありました。
そんな中、ナビに従いながらも何度も道を誤る自分自身の姿を、「ハマルティア」(罪)を犯した罪人に重ねて考えるようになりました。ギリシャ語の「ハマルティア」は「的外れ」という意味です。神が人に予定し、また神が人に望まれた道から自分勝手に逸れ、神に反逆することが罪であると聖書は教えています。
そして、この罪の中で最も大きな的外れとなるのが戦争ではないかと思います。聖書では「殺してはならない」と十戒で教えていますし、主イエスがこの世に来られた理由は、一人も滅びないで永遠の命を得るためだと語られました。主イエスは一人の人の救いのためにこの世に来られたのに、人類は戦争を通してあまりにも多くの命を奪ってきましたし、今もなお変わりません。神の目から見ると、決して赦されない、最も大きな罪、それが戦争なのです。
8月は平和を覚える月ですが、多くの場合、「平和」とは戦争や武器が取り除かれた世界という、政治的・軍事的な意味で使われてきました。しかし、最近では「平和運動」の範囲が広がり、気候変動に伴うエネルギーを巡る問題や食料問題、水問題なども平和を脅かす要因となっている状況です。
今日の礼拝の第二部では、酒井富夫兄を通して「聖書から見る農業問題や環境問題」について学ぶことになります。酒井兄は日本における有機農業の権威者であり、有機農業、自然栽培を教えながら食糧問題に対応する活動を広めておられます。
神の家族の皆さん、私たちが平和を実現するためには、まず私たちの身の回りでできる平和の活動を始めることが大切です。本日の学びが、平和を実現するためのヒントを得る時となりますように…。シャローム!
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