2024年4月17日水曜日

2024.2.25 牧師室便り

 ~ 変わりゆく世界の中で ~

先週一週間の天候は本当に激しく変わっていましたね。週の初めは暑さを感じるほどの暖かい日でしたが、週の半ばは激しい風と冷たい雨に覆われ、そして、週の後半は厳しい寒さと雪も降ってくるという、とてもユニークな天候の一週間でした。

 天候の激しい変化に臨機応変に対応しようとは心がけながらも、なかなかついて行くことができない近頃で、体調管理に苦しむ皆さんの姿を見ています。

 普段、人々が期待していることは、毎日が暖かく晴れ晴れとした天候であってほしいということでしょう。しかし、私たちの世界の中では雨と雪、風がなければ成り立ちませんし、それらがなければ、かえって大きな混乱を招くことになることも良く知っています。そのようなことを知りながらも、私たちは毎日が晴れてほしいし、暖かい日が続いてほしいという自己中心的なことを望むのも事実です。

 牧師である私は、主日礼拝のためにいつも良い天候が与えられることを望みますが、それは決して叶えられないことであり、「いつも喜び、どんなことにも感謝する者」としての生き方を求められる聖書の教えに照らしてもふさわしくない姿でしょう。何より、これらの天候の変化は地球温暖化による影響であり、これからも落ち着くどころか、さらに激しく変わっていくことが予想されます。

 先日坂上兄から「今はキャベツの収穫の時期ではないのに、あまりにも早くキャベツができてしまったため、処理に困っている」と嘆いておられるのを聞きながら、変わりゆく世界によってもたらされる恐ろしい事柄に敏感になっている近頃です。

 このような時に、神のみ言葉を信じ、御言葉に従って歩む群れとして、私たちに求められる姿勢こそ、「何か思いがけないことが生じたかのように、驚き怪しんではならず」(一ペトロ4:12)、キリストの苦しみにあずかる者としての思いを新たにしていただきつつ、神の子どもとしてふさわしく判断し歩むことでしょう。シャローム!



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