今年は、年賀状を出すことができませんでした。世界が見ている中で公然と天井の無い壁に囲まれた収容所のようなガザに、クリスマスと年始にかけてもミサイルや爆弾が落とされ、毎日のように100人以上の人々が殺されている現実に、「明けましておめでとう」と書けなかったのです。
すでにガザでは220万人の人口の1%にあたる2万3千人が亡くなっています。その内7割は、女性と子どもと発表されています。12月17日には、避難所となっていたガザのYMCAと隣の教会も攻撃されて、多数の死者が出ました。
元旦、能登半島大地震、翌日の航空機事故にさらに心が暗くなりました。教会と教会員の方々に被害が少なかったことは幸いでした。
YMCAの指導者でもある川渕映子さんは、2日に早くもパンや水・ジュースを届けに穴水に向かいました。そして、4日には、私も同行し、穴水町に食料と水を届けました。川渕さんは、東日本大震災をはじめ国内外の大災害にすぐに駆けつけ、長期的に支援を続けている経験豊富な専門NPOの代表です。
教会関係では、日本基督教団やカトリックの輪島教会が大きな被害を受けています。
YMCAでも支援方針を決めるために、同盟総主事と富山YMCA事務局長が七尾に行きました。長期的な支援が必要となりますので、今後被災地に近い教会としての支援活動が求められます。富山小泉町教会としてできることを考えましょう。世界の平和と被災地の救援を祈りつつ。
島田 茂
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