2023年12月26日火曜日

2023.12.3 牧師室便り

  ~ メシアが作り出される平和な世界 ~

今日からアドベント(待降節)に入ります。救い主のお誕生を待ち望む恵みの季節、そのためメシア預言の御言葉を黙想するうちに、目が留まった箇所がイザヤの預言の個所でした。

「狼は小羊と共に宿り、豹は子山羊と共に伏す。子牛は若獅子と共に育ち、小さい子供がそれらを導く。牛も熊も共に草をはみ、その子らは共に伏し、獅子も牛もひとしく干し草を食らう。…わたしの聖なる山においては、何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。(イザヤ11:6~9)」

弱肉強食の動物世界が、メシア誕生と共に神の国においてはすべての動物が互いに害を加えることのない平和な国に変わることを約束しているのです。

現代人にとって最も多くの時間と関心を集めているのがYOUTUBEではないかと思います。私も教会の礼拝の映像をアップする作業などでよくYOUTUBEを開きますが、最近よく見ている映像が動物の映像で、その中でも猛獣と呼ばれている動物たちが人と平和に暮らし、また種を超えて仲良く暮らす映像を見るのが好きです。その中でも、野生では決して共存できないとされるクマとトラと獅子3頭が、幼い時から仲の良い兄弟のように触れ合う映像を通して、動物たちが作り出す真の平和の姿、メシア王国が実現することに感動を覚えました。

 毎年の秋、クマたちが餌を得るために人間の町に降りて来ては人を攻撃し死者まで出てしまったことで、クマをどうするか、柿の木をどうするかなどで騒がれていましたね。いつの間にか共存していくべき人間と自然の関係が、異常気象が激しくなって行くにつれ葛藤と敵対関係に変わってしまったことを寂しく思っています。

 イスラエルとパレスチナ、ロシアとウクライナによる殺し合いの戦争を目の当たりにしながら、クリスマスのメシア誕生によって成就する平和なメシア王国の約束の御言葉を信じつつ過ごしたいものです。シャローム!




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