2023年9月27日水曜日

2023.9.10 牧師室便り

 ~ さびしい人を訪ねる恵み ~

先週、静岡県に住んでいるある方から電話がありました。その方のお母様が富山のある病院に入院しているが、医者からは召される日が近いという知らせを受けたと。しかし、静岡から出かけることは難しいので、ぜひ母のために訪問してほしい、とのことでした。

その方の話によると、お母様は若い時に静岡のバプテスト教会に通っていたということで、人生の終わりの時だけでもバプテスト教会の牧師に祈ってもらいたいとの依頼を受けたのです。

 早速、先週木曜日に彼のお母様が入院している病院を訪ね、病床での讃美と祈りのひと時をもつことができました。彼女は意識がなく、延命治療を受けており、私が彼女の傍にいることも気づきませんでした。その時、私にできることは、長い間聞くことのできなかった讃美歌を歌い、聖書の言葉を読みあげ、祈りを献げながら聖霊が彼女の霊と魂に触れてくださり、永遠の神の国への希望と命、力を賜りますようにと委ねることしかありませんでした。

 そして次の日には、コロナ危機の間禁じられていたY姉の面会が許されたため、高岡に出かけてきました。許された時間はわずか5分しかありませんでしたが、Y姉の喜ぶお姿を確認しつつ、執り成すことができ感謝でした。また、帰りには、富山医科大学付属病院に入院していたM姉を訪問し、短い時間でしたが、主にある交わりと回復のために祈るひと時を過ごしました。…病床の姉妹方を訪ねながら、心に響く神の御声がありました。「わたしは弱い人、寂しい人と共にいるのだ。互いに愛し合いなさい。重荷を担い合いなさい」と・・・。

 神の家族の皆さんも、弱さの中でさびしくされている方のもとに足を運び、執り成し祈る恵みを味わってみてはいかがでしょうか。シャローム!




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