2023年9月27日水曜日

2023.9.10 本日の宣教

 『生ける御言葉を授けてください』                                                                                                 ヘブライ人への手紙4章12~13節

神の御言葉は生きています。神ご自身が生きておられるのと同じです。また、神の御言葉には力があります。神の御言葉は、文字で終わるのでなく、人々を感動させ動かす強い力をもっています。まさしく、初めに神が言葉によって宇宙万物を創造されたように、人間の歴史のただ中で神の人を立ち上がらせたり、大いなる変革の力をもたらせたりしてきたのです。そしてその生きて働く御言葉は今もなお同じ力をもって働いていることを覚えましょう。

ヘブライ人への手紙の著者は、神の御言葉の著しい特徴として「両刃の剣よりも鋭い」と教えます。その御言葉の鋭さの結果として「御言葉に触れる人の精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通す」と説明しているのです。すなわち、病院で私たちの体を正確に調べるためにX線やMRIなどで精密に調べ、正確に治療するように、神の御言葉は私たちの精神や霊を、また体の各部分をも正確に理解し癒してくれる。さらにすべての生活の隅々までも刺し通され、新しく造り変えることができるというのです。まことに、御言葉が持つ力こそ、詩編139編の詩人が歌っていたように、創造者なる神が私たちを母の胎内で組み立てられた時の恐ろしい力によって、私たちを驚くべきものに造り上げられたことが、今もなお人知を超えて成就されているのです。残念なことに、このような驚くべき恵みを失っている私たちではないでしょうか。

今の私たちに求められることこそ、毎日御言葉の前にあるがままに立つことであって、御言葉による治療と創造の力に身をゆだねることでしょう。
その通り、生ける御言葉は、御言葉に触れるあなたの心と魂、また体の傷や痛み、弱さを癒し新しくしてくださるはずです。罪人は罪人であることを悟るようになり、傷んだ心と体は神の御言葉の癒しを体験することになるのです。
 更に著者は、神の御前では隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されていると言います。「さらけ出される」とは、“首をつかむ”という意味で、レスリングなどで、相手に首をつかまれた劣勢の状態を指します。ですから、私たちは毎日心を開いて御言葉の前に立ち、裸となり、すべてをさらけ出される神の御前に進み出るとき、真の癒しと回復をいただくことになるのです。
願わくは、神の家族の皆さんが、日々御言葉を愛し、御言葉に親しむ中で、語りかけられる神の御声に従順に従うことを決断し歩み出しますように…。そのために、“主よ、生ける御言葉を授けてください。その御言葉によって私の体と心、魂を新たに造り変えてください”と祈り求めるお一人おひとりでありますように祈ります。ハレルヤ!

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