2023年8月27日日曜日

2023.8.27 牧師室便り

 ~ この世の資格と神の国の資格を考える ~

先週の火曜日、外国籍の人が日本での生活をするための最も大切な2つの資格を更新することができました。まず、外国人として日本で滞在するためになくてはならない「在留カード」、もう一つは、「運転免許証」の有効期限が迫ってきたためでした。

 今年で日本に来て28年目を迎え、55歳の自分の人生の半分以上を日本で暮らしています。今までもらっていた「宗教」という在留資格から「技術・人文知識・国際業務」という資格に変更され、新たに3年間のビザを取得することができました。もちろん3年後には再び新たにビザ申請をしなければなりませんが、毎回ビザ更新の許可を得る度に素直に嬉しくなります。

 そして運転免許証のことですが、前回はゴールド免許を取得したことで、有効期限までの5年間は保険代の割引などの特典を受けてきました。しかし、ゴールド免許取得後の一か月のうちに、たった一回のスピード違反があり、それが原因でゴールド免許からブルー免許に降格となりました。その結果、以前受けていた特典は失われてしまいました。個人的には、かなり厳しい規則であると感じますが、それでも人の安全を守るためにはなくてはならない規則であると考えています。

 神の家族の皆さん、もし神の国に行くためにこれほど厳しい基準が設けられ、一度の過ちですべての資格が無効になるような罰があるとしたら、私たちの信仰生活は毎日恐れおののくものとなり、生活の平安も失われてしまうでしょう。

「あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。(エフェソ1:13)」

だからこそ、一度押された救いの証印は決して消されないという聖霊による約束はいかに素晴らしいことでしょうか。シャローム!




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