『共に働き、共に喜ぶ』
(コへレトの言葉4章9~10節)
私は7月30日(日)に礼拝を欠席しました。大変愚かなことですが、地元の自治会長からの要請でバーベキュー会を開いていました。「コロナが感染症5類になった今年こそ念願の班のバーベキュー会をやろう。坂上、班長で委員のお前が企画をしてくれ。開催日は、行事の合間の7月30日(日)にして欲しい。」当初は断っていたのですが、自治会長のあまりの熱意と今回を逃すと来年以降はもっと難しくなると思い請けざるを得ませんでした。やるなら中途半端なことは出来ません。直ちにチラシを作成し準備を始めました。材料発注や買い出しをし、会場設営資材はわかば農園で借りました。しかし問題は連日猛暑日が続く中いかに日陰を設けるかということでした。礼拝を休むことの後ろめたい気持ちを抱えながらも主に願うと知恵が与えられました。わかば農園で使っている厚手の遮光シートを電柱や柱にロープで吊るすのです。それならテントを張るより遥かに容易に一人ででも設営可能です。出来るだけ多くの住民、特に夏休み中の子供たちに参加してもらい思い出にして欲しいと考えました。当日、11時開始を目指して8時に会場設営を始めました。一人で一時間ほど予定していました。ほどなく同じ班のK君と3人の友人たちがやって来て「坂上さん、声をかけてよ!いくらでも手伝うのに。」「ごめん。みんなに迷惑をかけたくなくて!」彼らは20年以上前に自治会全体を巻き込んだイベントを一緒に作ったメンバーです。彼らの申し出に大きく感動すると同時に一方的なもてなしを受けるよりは同じ目標を目指し何かを成し遂げることの喜びのほうが遥かに大きいことを彼らから教えられました。それは主が私たちに宣教、伝道させてくださることに通じるものがあります。
~イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイによる福音書28:18~20)~
「人は独りでいるのは良くない。」(創世記2:18)「わたしを強めて下さる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。」(フィリピの信徒への手紙4:13)善き羊飼い主イエスがおられるので、孤独とは無縁です。すべての働きに主の助けの手が添えられていることに感謝いたします。主の栄光がとこしえにありますように。
坂上幸男執事
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