2023年8月27日日曜日

2023.8.20 牧師室便り

 ~ 神の国が成就されるところ ~

本日、皆さんに紹介する映画は、「インビクタス~負けざる者たち」というタイトルの実話を基にした映画です。

この映画は、アパルトヘイト(人種隔離と差別政策)が撤廃され、マンデラが大統領に就任して間もない時期(1994~1995年)の出来事を描いています。  

まだまだ白人による黒人への人種差別と経済格差の傷が深かった南アフリカ共和国で、初のラグビーワールドカップが開催されることになります。

マンデラ大統領は、白人が好きであって白人を象徴するようなラグビーを通して、人種や民族が一つになることを望みました。そのため、ラグビー代表のキャプテンのピエナールと協力し、優勝を目指して奮闘する姿が描かれている感動作です。

この映画の中で最も感動を与えるのは、マンデラ大統領と白人のキャプテンの間に出来上がっていたビジョンとそれに向けての二人の信頼、そしてあきらめない勇気と献身であると言えましょう。

人類の歴史が始まって以来、人種差別やナショナリズムによる戦争と暴力、強者による弱者へのいじめは絶えず繰り広げられていたことを知っています。また、日本の国も強者の側に立ち、同じ過ちを犯した負い目をもっています。

本日は平和礼拝。神の国を求め、神の国を実現していくキリスト者として、イエス・キリストの十字架による平和と和解を祈りつつ、私たちにできる小さなことを実践に移していきたいと願います。シャローム!

「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。(エフェソ2:17)」




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