2023年5月21日日曜日

2023.5.14 牧師室便り

 ~ 道端での祈り ~

 コロナパンデミックが始まって以来、顔と顔を合わせることも、手を合わせて祈ることもできなかった瀬戸登喜雄兄との交わりが、たったの5分だけでしたが、3年半ぶりにありました。

 コロナ以前はほぼ月に一度の割合で入院されていた介護施設を訪問し、共に顔と顔を合わせ、讃美したり、手を組んで祈ったり、「アーメン」と声を合わせたりしながら交わっていましたが、コロナ下の3年半の間は対面による面会ができなくなってしまいました。その間、瀬戸兄の健康状態は悪くなり、済生病院に緊急入院をし、再び協立病院に戻り治療を受けることになりました。最初、済生病院に緊急入院した時は、生命の危機的状況にあるとの診断が出されたこともありましたが、奇跡的に回復され、先週11日(木)に誠友病院に転院することになりました。瀬戸兄を守ってくださった神と執り成してくださった神の家族の祈りに感謝します。すべてが恵みでした。

 コロナ下の3年半の間、何より不安だったのは目で見て確認することも、共に祈ることもできないで、ただ病院側からの知らせに頼るしかなかったということでしたね。その間、瀬戸姉とご家族はいかに辛かったことでしょうか。

 そして、協立病院から誠友病院へと転院するために移動する間の道端での僅か5分だけではありましたが、瀬戸兄のお顔を拝見し、手を合わせて祈る恵みのひと時が許されました。

3年半ぶりの短い触れ合いでしたが、瀬戸兄はしっかりと私のことを覚えられ、祈りと讃美に涙をもって応答してくださいました。だいぶ弱っておられ、声は出せませんでしたが、触れ合いによる主にある交わりが許されたことを感謝します。ぜひ、コロナによる面会制限が解除され、以前のような祈りと讃美による触れ合いができ、瀬戸兄が霊肉共に回復に向かうようにお祈りくださいね。加えて、山口姉との面会も許されるようにお祈りください。

日々、人知を超えた主の平和と恵みが神の家族の上に豊かに注がれますように…。シャローム!



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