~天路歴程から学ぶ~
今年に入って「楽しい聖書の学び」では、「天路歴程」という本の朗読会を行いました。この本は、キリスト教の歴史の中で聖書に次いで多く読まれた古典として知られています。イギリスのジョン・バニヤン(John Bunyan)という人が1678年(正編)と1684年(続編)に書いた寓意物語です。
正編には、クリスチャンの旅が、続編には、その妻クリティアーナと4人の子どもたちの旅が描かれています。「破滅の町」に住んでいたクリスチャンとクリスティアーナと子どもたちの「天の都」への旅を通して、キリスト者が人生において出会う多くの人々、また人生の中で経験する葛藤や苦難、そして理想的なキリスト者の姿へと近づいていく過程をドラマチックに表現しています。特に、登場人物や場所の名前、性質などは、それぞれのキリスト教的な人生観・世界観に基づくものになっていると言えましょう。
私たちも天の都に向かい旅を続けていますが、その旅において様々な人と出会ってきましたし、これからも出会って行くでしょう。また様々な出来事の中で絶えず選択と決断の時が訪れてくるはずです。その中で私たちがしっかりと握るべきことこそ、いつも共に歩まれる聖霊に知恵と助けを求めつつ、共に旅を続ける信仰の友たちと互いに荷を担い合うことでしょう。とりわけ来週は2023年度の執事選挙があります。ぜひ祈りの中で、天の都に向かう2023年度の旅において、良き同労者、良き伴走者として荷を担い合い、励まし合える執事が選ばれるように祈りましょう。シャローム!
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