『 主が望まれる教会へ 』~御言葉に生きる幸い~ (ヨハネの黙示録1:1~8)
昨年の一年間を通して、ヨハネの黙示録に登場する7つの教会への主イエスからの手紙の内容について学ぶことができました。とりわけ、新型コロナウイルス、ロシア・ウクライナ戦争、地球温暖化による自然災害など、聖書が語っている終末の時を通過しているような現在において、キリスト教会とキリスト者に求められる姿勢について次のように教えます。
「この預言の言葉を朗読する人と、これを聞いて、中に記されたことを守る人たちとは幸いである。時が迫っているからである。」(1:3)… ここでヨハネは、幸いな人として備えるべき生活の3つの知恵を示しています。①この預言の御言葉を朗読する人が幸いだ ②その御言葉を聞く人が幸いだ ③聞いた御言葉を守る人が幸いだ と教えています。聖書は繰り返し、キリスト者の命こそ、過去、現在、未来、特に終末においても変わらず、御言葉を生きることだと宣言しているのです。そこで、朗読し、聞き、守ることの最初の預言の言葉として挙げられている7つの教会に送られた手紙の内容をもう一度、確かめるひと時を過ごしましょう。
①エフェソ教会:称賛悪者どもに我慢できず、偽使徒たちを調べ、彼らのうそを見抜いたこと。よく忍耐して、主の名のために我慢し、疲れ果てることはなかった。ニコライ派の行いを憎んでいる。叱責初めのころの愛から離れてしまった。
奨励と約束悔い改めて初めのころの行いに立ち戻れ。命の木の実を食べる。
②スミルナ教会:称賛主のための死を覚悟するほどの苦難や貧しさの中にあるが、本当は豊かだ。奨励と約束受けようとしている苦難を決して恐れてはならない。死に至るまで忠実であれ。命の冠を受ける。
③ペルガモン教会:称賛サタンの王座がある所で主の名をしっかり守っている。殉教しながらも主に対する信仰を捨てなかった。叱責バラムの教え(偶像への献げものを食べ、みだらな行いをする)を奉ずる者がいる。ニコライ派の教えを奉ずる者たちがいる。奨励と約束悔い改めよ。隠されていたマナが与えられる。白い小石が与えられる(新しい名が記された小石)。
④ティアティラ教会:称賛行い、愛、信仰、奉仕、忍耐。近ごろの行いが、最初のころの行いにまさっている。叱責みだらな行いと偶像礼拝を勧めるイゼベルの行いを大目に見ている。奨励と約束悔い改めよ。今持っているもの(福音)を固く守れ。諸国の民の上に立つ権威が与えられ、明けの明星(キリスト)が与えられる。
⑤サルディス教会:称賛少数ながら衣を汚さなかった者がいる。叱責生きているように見えても、実は死んでいる。奨励と約束目を覚ませ。死にかけている残りの者たちを強めよ。聞いたこと(福音)を思い起こし、それを守り抜き、悔い改めよ。白い衣を着せられ主と共に歩くことになる。名を命の書から消すことなく、父と天使たちの前で言い表す。(表参照!)
願わくは、神の家族の皆さんが7つの教会への主イエスの御言葉を真剣に受け止めつつ、今現在の私たちの教会と各個人の姿を照らし合わせ、主が望まれる教会、主が望まれる個人となるために御言葉に応答できますように…。
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