2023年2月12日日曜日

2023.1.15 本日の宣教

 『 神に近づく人の幸い 』 (ヤコブの手紙 4:7~10)

“今年の神の家族の願いは何でしょうか。”…毎年のごとく問いかける質問です。牧師として、私が常に信徒たち に求めるべき大切なこととすれば、主イエスとの親密な交わりを持ち続けることです。主イエスとの距離を昨年より 今年が、昨日より今日が1㎝でも近づけられればと願っています。

しかし、神に近づくということにおいて、私より神の方がもっと望んでいることをご存じでしょうか。聖書は、神の、人への望みはただ一つ、神を愛する人と近くで交わりをもつことにあると教えます。聖書に記されている神は、ただの   宗教儀式の対象になることを望まれません。生きておられる神は、あなたと毎日顔と顔を合わせ、親密な交わりをもつ関係を望んでおられるし、その中でご自身の現存を愛する人に示されるのを喜ばれるお方です。だから信仰の先人たちは、常に神の御前に近づくことを心がけていましたし、神に近づく人を幸いな人だと呼んでいたのです。

宗教改革者のマルティン・ルターは毎日の朝早く祈りと黙想の時間を過ごした人として有名です。たとえ、一日 でも神との祈りの交わりの時間を過ごすことがなければ、その日はサタンに負けてしまう日だと言われるほどでした。     だから、彼はいくら忙しくても神との約束していた祈りの時間だけは休むことはなかったのです。そこで、彼は、「忙し ければ忙しいほどもっと多く祈りなさい!」という言葉を残したのです。

本日の御言葉の中でヤコブは、神との親密な交わりのための方法をいくつか提示します。特に、ここで強調されているのは、キリスト者の主体的な決断を強く勧めているということです。

まず、「神に服従する」ことです。神の御心に私たちの思いを服従させる。私たちが神に服従すればするほど、  神との関係は一層深まります。悪魔は神と信徒との信頼関係を打ち崩すために私たちを誘惑しようとするので、 常に主イエスがそうであったように、「退け、サタン。あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」(マタイ4:10)と神の御言葉に服従しつつ、悪魔の誘惑に立ち向かうべきです。次に、「神に近かづく」ことです。私たちは二心を抱かず、清い手と清い心をもつことで神に近づくことができます。私たちは、主イエスの十字架の前に、赦された罪人として嘆き、悲しみ、泣きつつ近づくことです。その時主イエスは、私たちの嘆きを喜びに、悲しみを賛美に、泣く声を賛美に変えてくださるでしょう。最後に、「へりくだる」ことです。「へりくだり」は謙遜な者と同じ語源を持つ言葉で、神は謙遜な人を愛し、その人を高められ、恵みを施してくださいます。「わたしは、…打ち砕かれて、へりくだる 霊の人と共にあり、へりくだる霊の人に命を得させ、打ち砕かれた心の人に命を得させる」(イザヤ57:15)と  あるように、主がへりくだる者をいかに喜ばれるのかが良く分かります。…神の家族の皆さん、新しい年を始めるに 当たって、礼拝、祈り、ディボーションなどを通して神に近づくことを決心しましょう。ぜひ、神に近づくことの妨げに   なるものを取り除きながら、父なる神が備えられている祝福にあずかる歩みになりますように…。ハレルヤ!


0 件のコメント:

コメントを投稿