~あきらめず、祈り続ける~
病を癒す奇跡が起こると言われた、ベトザタと呼ばれる池があった。そこに、38年間病気で苦しみ横たわっている人がいた。イエス様がその人に「良くなりたいか」と尋ねられると、彼は「水が動く時、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。」と答えた。私は以前より、ここでの2人の会話はどこか噛み合っておらず、この人は「はい。良くなりたいです。」と答えるべきでは?と思っていた。それなのに彼は、癒されないのは周囲の人のせいだと言わんばかりで、もう癒しをあきらめているようにも思えた。
しかし最近、私自身が病気を経験し、ここでの解釈が少し変わってきた。病を得ると、意識はしなくとも、心のどこかにいつも不安があり、癒されたいという思いも常にある。彼のそんな思いをこの一見ずれているように思える返答から、すぐに感じ取ったイエス様は「起きて、歩きなさい。」と彼に命じられた。そこで癒しの奇跡が起きた。38年間、祈り続けることは容易ではないが、人の心の中にあるものを全てご存じのイエス様を信頼し、あきらめず祈り続けることの大切さを改めて教えられた。感謝。
「わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。(ヨハネ14:13〜14)」
A.T.姉
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