2022年3月30日水曜日

2022.3.6 牧師室便り

  ~主イエスの十字架を仰いで~

「しかし、このわたしには、わたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに、誇るものが決してあってはなりません。(ガラテヤ6:14)」

 今年も受難節(レント)が訪れました。灰の水曜日(3月2日)からイースター(復活祭)の前日までの40日間の主イエス・キリストの十字架の受難を覚え、私たちの罪を悔い改めつつ、キリストへの献身、服従を新たにする期間でありますし、未だ救われていない、愛する家族、友人、共同体、国のために執り成す時です。ぜひ、神の家族お一人お一人が、福音書に記されている主イエスの十字架の苦難の道を一緒に辿りながら、その受難と死を黙想し、罪人たちを愛し救うために独り子を十字架にかからせ死なせられた父なる神の恵みに応答する時としましょう。

とりわけ今は、ロシアのウクライナ侵攻によって犠牲になられ涙している方々の上に主イエスの慰めと助けを祈りましょう。また、サタンに支配され、戦争と混乱の道を走ろうとしている世界の権力者たち、また彼らの側に立っている国々や民らも、主イエスの十字架による愛と正義によって、必ず裁かれ砕かれますように、加えて、一日も早い和解と終戦が訪れるように祈りましょう。

 今しばらく新型コロナウイルスによって顔と顔を合わせることができない中で礼拝を献げていますが、神の家族お一人お一人が、それぞれの場所で主イエスの十字架の愛に触れながら、何をするにしても主イエスの十字架を仰ぐ十字架の証人としての歩みを確かにしますように…。世界中のキリスト者が十字架の証人として愛と赦し、犠牲のメッセージを発信することによって神の国は力強く成就されていくでしょう。シャローム!


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