2021年12月1日水曜日

2021.11.28 牧師室便り

 ~ 大切な人に愛を伝えよう ~

「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。」(ヨハネの手紙一 4:7)

先週の日曜日、私の母が召天しました。今までの神の家族の執り成しを感謝します。常に天国に帰ることを楽しみにしつつも、最後まで癌による激痛に苦しんだ母でした。また、召される一週間前から急激に体調が悪くなっていて、終わりが近づいていることに気づき、召天1日前の土曜日、映像電話で子どもたちと一緒に母との最後の挨拶を交わしました。意識がもうろうとしていたため、私たちの言葉に返事をすることはできませんでしたが、愛する息子からの“ママ、愛しているよ!”という声に母は渾身の力をしぼって目を明け、手を振ってくれました。そして、主の日の午後、愛するイエス様に遭うために天国へ旅立ったのです。

今日からアドベントに入ります。愛する救い主のお誕生を待ち望みつつ、信仰を新たにする季節です。とりわけ二年連続のコロナ下におけるアドベントとなります。社会状況もますます厳しくなっていて、愛が冷えてしまっている悲しい現実を目の当たりにしています。このような時に求められることこそ、私たちの隣の人に“愛しているよ!”と伝えることではないでしょうか。その中でも、皆さんのご両親に、また子どもたちに積極的な愛を告白し、心を表しましょう。忙しさのゆえに“愛している”という言葉を生活の中で忘れてしまってきたのかもしれません。

父なる神は、あなたと私を愛するがために、独り子を贈ってくださいました。クリスマスは神の愛が注がれた日、最高の愛のプレゼントをいただいた日です。“あなたを愛しているよ!”と叫ばれている父なる神の御声が響きわたるクリスマスの季節を過ごしつつ、あなたの大切な人に愛を伝えましょう。遅くならないうちに・・・。シャローム!


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