2021年9月9日木曜日

2021.6.27 本日の宣教

 『 誰一人取り残さない 』~SDGsを主に執り成し祈る

                           (イザヤ書64章5節~8節)

「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物を全て支配せよ。」(創世記1章28節)

私たち人類は、神様にこの地上と生物を管理するように創造されました。地球の人口は、現在78憶7500万人となり、2030年には、85億人になると予想されています。科学技術の発達と人々の所有欲や消費欲によって、地球の環境は、開発の名のもとに破壊され、汚染され続けています。石油・石炭の化石燃料等による温室効果ガスが発生し、地球温暖化が深刻さを増しています。北極や南極の氷河が溶けて海面が上昇し、ベネチアの高潮が近年話題となりました。パリは46℃に達する日があり、ホッキョクグマはこのままでは2100年に絶滅するだろうと言われています。人為的な放火のケースもありますが、アマゾン、オーストラリアやカリフォルニアでは相次いで大規模な森林火災が発生しました。

プラスチック問題も深刻です。プラスチックゴミが年間800万トン捨てられているそうです。プラスチックは、5ミリ以下のマイクロプラスチックとなり、魚介類などを通して人間も一日1g位食べてしまっているようです。

貧困問題では、世界では、6人に1人(3億5600万人)の子どもたちが、「極度にまずしい」暮らしをしています。世界が40人学級だとすると4人は明日食べ物がないという人。一方で食べられるのに捨てられている食料ロスがあります。日本では年間600万トン約三分の一の食料が食べられるのに捨てられています。

2015年9月に国連に加盟する193か国と地域の代表が全会一致で人々が暮らし続けるための持続可能な開発目標(SDGs)を決定しました。17の目標と169の達成基準(ターゲット)です。「誰一人取り残さない」(No one will leave behind)という理念で取り組まれています。 私たちキリスト者は、SDGsをどのように考え、取り組むべきなのでしょうか?

「主よ、あなたは我らの父。私たちは粘土、あなたは陶工、わたしたちは皆、御手の技。 どうか主が、激しく怒られることなく、いつまでも悪に心を留められることなく、あなたの民であるわたしたちすべてに、目を留めてくださるように。(イザヤ64章7~8節)」

                                  島田 茂


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