2021年9月9日木曜日

2021.6.27 牧師室便り

 ~ コロナの変異に備える ~

「むしろ、人はそれぞれ、自分自身の欲望に引かれ、唆されて、誘惑に陥るのです。そして、欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。(ヤコブの手紙1: 16)」

ウイルスは歴史や時代において絶えず変異を繰り返してきました。新型コロナウイルスも変異を繰り返す中で、今は「デルタ・プラス」まで来ています。今まで、新型コロナウイルスの変異株は「英国株」や「インド株」など、ウイルスが発生したとみられる国の名をもとに呼ばれることが多かったのですが、WHO(世界保健機関)は、注目すべき変異株について、差別や偏見などの懸念から、2021年5月31日にギリシャ語のアルファベット字の順に沿って、新たに現れる変異株を呼ぶことにしています。そこで、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタまできたわけであります。恐らく、イプシロン、ゼータ・・・に続くことになるでしょう。とりわけ今現在、世界で猛威を振るっていて、国々を恐怖に陥れている変異株が、デルタ・プラスです。これは、今までの変異株より、感染力も高くなり、重症化しやすくなっていると言われています。すでに日本でも報告されているそうです。ただし、従来の「デルタ株」は2回のワクチン接種により9割以上の確率で重症化を防ぐことができるそうですから、不安にならず、普段やっている防疫の徹底と、ワクチン接種を受けることでしょう。

私は最近のコロナの変異株のことを黙想しながら、これも結局、人の欲望と罪がもたらしたものであって、罪のもっている特性をそのままでもっていることに気づかされています。人が創造された時には、罪と関係のない存在でしたが、一瞬の油断、すなわちサタンの誘惑に惑わされ、自分も知らないうちに罪を犯してしまったのです。そして、その後、すぐ創造者なる神に癒しと赦しを求めれば良かったのですが、嘘をつき、神に反抗をし、結局エデンの園から追い出されることになってしまいます。その後、人はますます罪の影響に覆われてしまい、殺人、戦争、破壊、偶像崇拝の方に走ることになったのです。まさに、「欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死と滅びを生むことになった」のです。その罪が変異株を作らないようにするためのワクチンこそ御言葉であり、聖霊の助けの中で聖なる防疫に生きることです。シャローム!


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