~ 各自の花を咲かせよう ~
「…野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。(マタイ6:27~28)」
教会の花壇には、久しぶりに名札をつけたマリーゴールドの苗が植えられました。まだまだ弱く小さい、いつ折れてもおかしくないような苗かもしれませんが、成長させてくださるのはイエス様ですから信仰をもって見守っていきましょう。
神に創造された人は、誰でもその人固有の美しさと尊さをもっています。数えきれない種類の花は、それぞれの美しさをもっているため、その花の美しさにランキングをつけることができないように、世界中の人々を人種、民族、国家、健康、性別、年齢、貧富の差などで、その尊さと美しさを区分することもできないはずです。何より、一人一人は「神に僅かに劣るものとして人を造り、なお、栄光と威光を冠としていただかせ(詩編8:6)」、神の似姿に象って造られたわけですから、人を差別し、その能力や外側の美しさによって人を判断することは絶対赦されないことと言えましょう。
最近、思いっきり花を咲かせている人々がいます。アメリカのメジャーリーグで活躍している大谷翔平選手のことです。子どもの時からの夢で投手と打者の両方を最高レベルでこなせる二刀流の選手として成長し、やがてはメジャーリーグで輝く姿を見せるというのは大きなことです。また、先日ゴルファーの笹生 優花さんが全米女子オープンを、松山英樹さんが男子のマスターズを制覇するという快挙も見ることができましたね。また、テニスの最高峰に立っている大坂なおみさんのこと、その他、たくさんのアスリートたちが世界を舞台にして花を咲かせる活躍を見せています。
東京オリンピック・パラリンピックが一か月半後に迫ってきています。未だにオリンピックの賛否で騒がれている日本社会です。4年に一度のオリンピックにすべてを合わせて備えてきた世界の選手たちのことを思うと、ぜひ開かれてほしいと思いますが、コロナ危機の中で一人の命でも危機にさらすようなことがあってはならないため、心から最善の結論を見出せることを祈りましょう。世界中の人々が神より与った賜物を生かし、思いっきり花を咲かせますように…。シャローム!
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