2021年9月9日木曜日

2021.5.16 牧師室便り

 ~ コロナがもたらした恵み ~

「わたしは、…貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。(フィリピ4:11~13)」

試練はキリスト者にとってつきものです。しかし、キリスト者の中でも、多くの人はご利益を求めますし、試練がやってくるのを喜ぶ人はあまりいないでしょう。でも聖書が教える試練は災いというより、神の民を訓練し、神の栄光を表す時によく用いられていたことを教えてくれます。目を覚ましているキリスト者は試練が訪れる時、神からの訓練の時、恵みの時だと思い、自らを奮い立たせ、“いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝する”究極のキリスト者の生き方を貫こうとするでしょう。使徒パウロは、貧しく暮らすすべも、空腹であっても、物が不足しても、いついかなる場合にも対処する秘訣を得ていると宣言します。パウロに訪れた試練は、パウロをさらに強くし、神の栄光と力へと導く役割を果たしてくれました。それでは、新型コロナウイルスといった災難を前にしている私たちへの神の御計画はどこにあるでしょうか。

コロナ時代が始まってから、小泉町教会はYoutubeやFacebookをなど のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を用いて礼拝の映像を全世界に配信しています。今までは試行錯誤を重ねながら主日礼拝の映像を編集したものだけを配信してきましたが、コロナ時代が長引くことや、各地に散らばっている神の家族の要望もあって、新たな試みとして、今までどおりのYoutube配信と並行して、Zoomを利用して主日礼拝と諸集会のライブ配信を始めることを決めました。毎月、支出は発生しますが、各地に散らばっている神の家族が、ライブで礼拝の恵みに与り、聖書の学びや祈祷会に集えることによって、神の家族の群れの一員であるという喜びと感動を味わうことができれば、それ以上の幸いはないでしょう。父なる神が万事を益に変え、救われる民を起こしてくださいますように…。これこそ、コロナがもたらしてくれた恵みではないでしょうか。シャローム!


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