2021年9月9日木曜日

2021.5.16 小さな泉の恵み

 先日テレビで名古屋入管の収容所施設で3月6日に亡くなったスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんのことで悲しみと人権を無視した日本の法務省に対する怒りで心を痛めています。ウィシュマさんは、日本での英語教師を夢見て留学し、学校に通えなくなり在留資格を失い、8月に収容されました。ウィシュマさんは同居していたスリランカ人の男性から暴力(DV)を受けていてスリランカに帰ることもできず、長期にわたる収容所生活で衰弱し亡くなりました。病院で点滴を受けることを訴えていたにも関わらず、入管収容所の職員の方々は衰弱していく人を見ていて何かできなかったのかとも思わされます。

そもそも閔丙俊先生のお母様の日本滞在の申請の時もそうですが、日本の入管制度を始め外国人受入制度自体が極めて排他的で、昨年度の難民認定率は、この数年では0.1%~1.2%に過ぎません。日本では、技能実習生を始め166万人もの外国人労働者を必要としているのに、難民認定率が欧米の100分の1程度です。毎年の様に収容所では病気や自殺などで亡くなる方がある中で、SDGs「誰一人取り残さない」ということが実現できるように自分のできることを祈り求めます。

                             S.S 兄

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