2021年5月3日月曜日

2021.4.4 牧師室便り

 

~ 星と輝く一年であるように ~

「目覚めた人々は大空の光のように輝き、多くの者の救いとなった人々はとこしえに星と輝く。(ダニエル12:3)」

再びコロナ感染者数が急激に増えてきています。どれほど多くの人が死んだらコロナの災難から逃れるでしょうか。コロナ時代に入ってから、家族でありながらも顔と顔を合わせて別れを告げることができず、そのまま火葬されてしまうことも多々ありましたね。…春になって暖かくなると同時に桜の花が咲き、自然を楽しみたい人々が街や自然に出かけていますが、少し気も緩んでいるせいか、コロナ感染者が全国規模で増加していて、緊急事態宣言に替わる「まん延防止等重点措置」を適用する地域も出ている状況です。早く自由になりたい、自由に親しい人と食事をし、楽しく遊びたいという願望は当然のことです。しかし、一瞬の油断がもたらす結果は人の生と死にかかわることになるため、もう一度気を引き締めなければなりません。それこそ「隣人愛であって、自己愛」であるからです。

本日はイースター(復活)礼拝です。復活こそ、福音の中の福音です。人類の歴史が始まって以来、絶えず人を拘束し、恐怖に怯えさせていた死の問題を神の独り子が復活することで打ち破り、永遠に生きる道を開いてくださったわけですから、これ以上素晴らしい福音はないはずです。その素晴らしい福音を先に知った者として、私たちに求められていることこそ、「復活の福音を確信し、今味わい生きること、復活の福音を隣人に伝える」ことです。自らが確信できず、今復活信仰を生きなければ、隣人に伝えることはもちろんのこと、それを試みることもできないでしょう。とりわけ今新型コロナウイルスによる死の恐怖に怯えている人々に伝えるべき最も良い知らせこそ、復活信仰であって、それを隣人に見せるべきなのです。

「星と輝く」、昨年度コロナパンデミックの中で示された小泉町教会の主題標語でしたが、今年度は「星と輝く」人としてさらなる信仰の確信と復活の証人としての使命感をもって救われる人を起こしていきましょう。シャローム!

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