2021年3月22日月曜日

2021.3.14 牧師室便り

 ~ 今やるべきことは? ~


 「だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。(ルカ13:33)」

 

 主イエスの公生涯において、人を癒したり、奇跡を起こされたりした後、よく語られた言葉があります。「まだ時が来ていない」ということでした。主イエスはいつも神の時間に合わせながら公生涯を歩まれたことを覚えましょう。忙しいから後にやるべきことを先に済まそうともされませんでしたし、今やるべきことを後回しにされたこともありませんでした。常に父なる神と相談されながら、その日その日の歩みを続けられたのです。それからペトロの信仰告白がなされた後、いよいよ十字架の死と復活を弟子たちに語り始められ、十字架の道をまっすぐ進んで行かれたことを聖書は記しています。「今日も明日も、その次の日も…」と、父なる神から委ねられた使命を果たすために、日々、定められた「カイロスの時」を、最善を尽くして歩まれたのです。

 コロナ危機の時代を歩んでいる私たちです。コロナは私たちのすべてのスケジュールを変えてしまいました。コロナが流行り出した最初の頃は、すべての礼拝や諸活動を休止せざるを得なかったわけですが、一年が経った今、私たちは感染防止の生活にも慣れながら、礼拝と祈祷会、ディボーションタイムといった教会活動の中心的礼拝と集会を再開しています。もちろん、再びコロナ危機が深刻化していくことになれば、やむを得ず休止することになると思いますが、まず防疫を徹底しながら、今できることを大胆に始めることも信仰のチャレンジではないかと思います。今現在、コロナによって行えずにいることには、①教会学校 ②昼食 ③親しい交わり ④信徒会 ⑤中国語礼拝、英語礼拝 ⑥路傍伝道 ⑦各会 ⑧夕礼拝などがあります。執事会では、5月を目途にして感染状況を客観的に判断し、柔軟に再開の可能性を探ることを話し合いました。願わくは、父なる神の御心を尋ねながら、今私たちがやるべきことと、やめるべきことを見極めたいですね。シャローム!

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