2021年2月26日金曜日

2021.2.21 小さな泉の恵み

 

~夕暮れ時に

光がある人に、人は感動する~

 

 人は夕方6時を過ぎると寂しくなる生き物です。

 昼間は、仕事をしていたり、用事で忙しくしていたり、みんなとお茶を飲みに行ったりしてワイワイガヤガヤ。一見華やいだ様子に思えますが、みんなと別れて一人になった途端寂しくなってしまう。

 日本人にはこのようなタイプの人が多いように感じます。

 太陽が沈み、多くの人がそこはかとないむなしさを感じる。そんな瞬間に心が充実している人はハッピーです。満ち足りた人生を送っているのでしょう。

 どれだけ表面が輝いていても、ひとりになると無性に寂しくなるのは、本当の生き方、本当の役割が見つかっていないからでしょう。

 どんな状況に置かれても、生き方がほほ笑ましく見える人がいます。夕暮れ時に光がある人に人は感動します。

 生きていることのすばらしさを感じさせてくれるからでしょう。

 

                         樋野興夫著

                        ~「病気は人生の夏休み」から~

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