2021年2月16日火曜日

2021.1.24 本日の宣教

 『 私は聖霊を信じます② 』     (使徒2:3839、ローマ8:2627)

私たちが常に心に刻み、揺るぎない信仰告白とすべき真理こそ、まず、「私は創造者なる神、すべてを治め支配される父なる神を信じます」という内容でしょう。私たちの世界が神の御計画の下、また大いなる愛に基づいた御手の業であるという確信が私たちに終末と言われる今日を生きる力と勇気を与えてくれるのです。続いて、「私は神の独り子イエス・キリストが、神と等しい身分を捨て、罪人たちを救うために人間として生まれ、罪人たちのすべての罪を背負い、十字架の上で命をかけて救いを完成され、死から復活され、永遠に生きる道を開いてくださり、やがて裁きの主として再びやって来られることを信じます」という福音のメッセージの上に立って生きることです。この二つの信仰告白が真心から出てこないのであれば、キリスト者の信仰の土台はなっていないものに過ぎず、絶えず、揺れ続け、崩れてしまうことになるでしょう。

 そこに、さらに本日分かち合う「私は聖霊を信じます」という信仰告白が加わることで、完全なる神様への信仰告白が完成するわけであります。

 私たちが、「私は聖霊を信じます」と告白した時、これは「聖霊は創造の霊であり、生命の霊、神の霊、キリストの霊として、すべてを新たにされる聖霊の働きを信じます」という意味になります。聖書が教える聖霊がなさることには、明らかな目標があります。それは、聖霊が向かわれる目標こそ、「神がなさろうとする新しい創造、新しい天と地、神と新しく創造された民との交わり」にあるのです。

 まず、聖霊が神の子どもたち一人ひとりにどのように関わり祝福してくださるのかを見てみましょう。

 その最初に、聖霊は私たち一人ひとりを神の御前に近づかせてくださり、そこで豊かに注がれる神の愛を味わわせてくださいます(エフェソ2:18、ローマ5:5)。また、その人に悔い改めと新生の恵みを与え、イエス・キリストを信じさせてくださいますコリント一 12:3-4)。それに加え、聖霊は私たちを命の道へと導き、いつも共におられる中で、私たちを慰め、助け、希望に満ち溢れさせてくださいます(ヨハネ14:1617)。そこからもう一歩進んで、聖霊は神の子どもたちの内に住んでおられ、一人一人を神の神殿となる光栄ある存在として呼ばれるのです(コリント一 3:16)。結論として、聖霊は私たちの人生の中で豊かで美しい実を結ばせてくださるお方であると聖書は教えています(ガラテヤ5:222325

 続けて、聖霊とキリストの教会との関係から考えてみましょう。

 まず、聖霊はキリストの体なる教会の上に望まれます。今から2000年前のペンテコステに臨まれた聖霊によって誕生したキリスト教会は、その後も聖霊によって常に刺激され、常に新しく造りかえられながら歩んできました(使徒2:3839)。そして、聖霊は「あなたがたにも、あなたがたの子供にも、遠くにいるすべての人にも、つまり、わたしたちの神である主が招いてくださる者ならだれにでも、与えられているもの」であることを教えます。これは時代と状況や環境を乗り越えて同じく働かれる聖霊による恵みの約束なのです。聖霊は常にイエス・キリストの血潮によって新しく誕生した神の民、またキリストの教会を作って行かれます。弱い人間の偏見、人間の利己心、人間の理解に捕らわれるのでなく、聖霊は風のように、聖霊はご自由に、御心が成し遂げられる方向へと歩まれるのです。願わくは、神の家族お一人お一人が聖霊に捉えられ、日々すべてを新しくされる命と希望の御業を体験しながら歩んでいきますように祝福を祈ります。ハレルヤ!

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