2021年1月12日火曜日

2020.12.27 牧師室便り

 

~ 火の中を歩くとも、炎を通る時も ~

「水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大河の中を通っても、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。」(イザヤ432

2020年一年間の歩みを守られた父なる神を賛美します。52週あった主日礼拝も休むことなく(時にはインターネット配信による礼拝を献げたこともありましたが)守られ祝福されたことを心から感謝いたします。

ふり返ることもなく、コロナで始まりコロナで締めくくった一年でした。しかも一年が終わろうとする今の状況はさらに厳しくなっています。恐らく来年の状況は今年よりはるかに苛酷になると思われます。マスコミをはじめ世間では、ワクチンが希望の兆しとなってくれることを願っていますが、定かではありません。…今の私たちに求められるのは、ただ恐れ慄くだけでなく、コロナから身と心を守り合うための試みを積極的にまた事細かに行っていくことでしょう。

聖書には「恐れるな、思い悩むな、心配するな」などの言葉が繰り返されています。ある人は「恐れるな」という言葉が聖書に365回使われていると言いましたが、恐らくこれらの言葉を合わせた数ではないかと思われます。そのことを信仰的に解釈して、一年365日、すなわち毎日というふうに受け止め、神の守りは一年365日、一時も神の民を守り助けておられることを伝えているのです。この約束の成就はインマヌエルとして来られたクリスマスなのです。

そうです。私たちの父なる神は、神の子どもたちを愛し、一時も御目を逸らすことなく、見守っておられます。時々、私たちが火の中を歩くような、炎を通るような出来事を前にしますが、私たちが失望しない理由こそ、そのただ中に主イエスが十字架の命をかけて愛をもって共に歩まれ助けられることを信じるからです。新型コロナウイルスも、今あなたが被る様々な試練も、またこれからやってくるだろう問題課題も神の愛から引き離すことはありません。シャローム!

 

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