2020年11月29日日曜日

2020.10.4 牧師室便り

  ~ ひとりよりもふたりが、ふたりよりも… ~ 

ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。」(コヘレト4:9-10

 コロナ時代に入ってからできるだけ密を避け、一定の距離を置きながら生活することが普通になっています。私たちの教会も、祈祷会とディボーションを除く諸集会を極力避ける中で、一回であった主日礼拝も密にならないように二回に分けて執り行っています。その他、密になるような諸行事はすべて見合わせている状況です。本当に寂しい日々ですが、主の憐みと御心を祈っているのみです。

 

 そんな中、先週は宣教60周年記念礼拝を迎えるために、多目的室のカーペットの洗濯を行いました。数年前、礼拝の終わった午後の時間を用いて教会員全員がみんな楽しく水遊びをするようにカーペットを洗っていたことが記憶に新しいです。最近は、昼食もしなくなり、汚れも目立っていたので、洗濯しなきゃ!と思いつつも、みんなに声をかけることができず、ひとりで行うことにしたのです。まず、カーペットを剥がすことから始め、それを2階の風呂の中に運び、カーペットに染みついた汚れを取るために洗剤を溶かした水に一晩つけておくことにしました。そして次の日に一枚一枚丁寧に洗ってから、日差しの当たる場所に並べておき乾かそうとしましたが、雨の予報があったため、慌てて集めて礼拝堂の中へ、そして次の日、再び外の日差しの良いところへ並べて、完全に乾かしてからいよいよ多目的室に移し、最後にカーペットを組み合わせて元の状態に戻す…。一人で4日間に及んだ労働でした。その結果、普段使っていなかった全身の筋肉や筋が驚いたのか、しばらく筋肉痛と疲労感で苦しんだ一週間でしたね。

 

 神の家族の皆さんの力があったなら短時間で終わるはずのことが数日かかることになり、共に労苦する楽しさも味わえず、協働の充実感も得ることができなかった。…そうですね。教会はキリストの体であって、共に建てていく建物であることを改めて実感した日々でした。神の家族お一人お一人の尊さ、またその愛の協力に感謝します。 

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