~ 絶対忘れてはならないこと ~
「福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。『正しい者は信仰によって生きる』と書いてあるとおりです。」(ローマ1:17)
先週は、我ら富山小泉町キリスト教会の宣教60周年を記念するひと時を過ごしました。映像を通して、また本多先生の宣教を通して60年にわたる教会の歩みを確かめ、深い恵みをいただくことができました。60年前、藤田先生に富山伝道のビジョンが与えられて以来、10人の牧師と多くの信徒たちの涙と汗、命をかけた献身があって今日の祝福に至ったことを感謝し、心から賛美いたします。
実は、先週の記念礼拝を終えてから、私は、突然天に召された父に会って別れを告げるために3泊4日の日程で韓国に行ってまいりました。19日の夜に仁川空港に着き、PCR検査を受け、夜通しに結果を待たされ、ようやく陰性の結果を受けて空港を出ることができました。翌日の朝6時でした。その後、保健所職員に付き添われバスに乗り、次に韓国の新幹線に乗り換え、迎えにきた兄に渡されるまで、ピリピリとした緊張感漂う時を過ごしました。そこから早速、日本再入国のために必要なコロナ陰性証明書を出してもらうため、別の病院で2度目のPCR検査を受け、やっとのことで兄の車に乗り、母のいる町へ向かって走ることができました。4時間に及ぶ途上で、兄と一緒に父の人生を振り返りながら、笑ったり、泣いたり、沈黙したりを繰り返していたら目的地に着きました。愛する夫を天に送った母を慰めるため、社会的距離を置きながら一泊をし、次の日朝早く父の遺骨が納められている山奥のお墓へ向かいました。父の遺骨の前でしばらく静まり、祈る時をもちました。…それから病院からコロナ陰性証明書をもらい、慌ただしい再入国の準備を終え、仁川空港へ。2時間半の飛行から成田に到着、またもや慌ただしい再入国のための細かい手続きと3度目のコロナ検査と結果待ち。そしてようやく荷物を手にし、後輩の車に乗り、富山へ向かうことができました。まさにある姉妹が言われたように「弾丸帰省」の3泊4日でした。そんな中、頭をよぎる思い、「あぁ、もし天国に行くためにこんな手続きが必要だとしたら誰が行こうとするだろうか。…本当に良かった!“正しい者は信仰によって生きるんだから!”」…宗教改革記念日を迎えながら、信仰によってただで与えられた救いの恵みにホッとする自分がいました。シャローム!
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