~ Go To キャンペーンを考える ~
先日、海の向こうアメリカから届いたニュースによると、若者たちの間でコロナパーティーが開かれ、誰よりも早くコロナに感染した人に賞金を渡すという、どんでもない賭けをしていたところ、実際30歳の若者がコロナに感染し、結局死んでしまったという考えられないことが起こりました。その若者は死ぬ前に「私は本当に愚かなことをした」と後悔の言葉を残したそうです。…そして、7月に入って急激に増えている日本におけるコロナウイルス感染者のうち、7~8割を占めるのが、東京を中心とした首都圏の2,30代の若者であるそうです。彼らも先ほどのアメリカの若者たちのように、“自分たちはコロナにかかっても軽く済むし、たいしたことがないんだ!”と、まさに聖書が言っている通り、「食べたり飲んだりしようではないか。どうせ明日は死ぬ身ではないか」(Ⅰコリント15:32)という誤った道を走っているのです。その結果、自分だけでなく、周りのお年寄りや両親、体の弱い人を危険にさらすようなことになってしまっているわけです。
主イエスが言われたことを覚えていますか。「そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。」(マタイ24:12)という御言葉の成就を目の当たりにしています。愛が冷えていき、人の欲望と不法がはびこっている世界です。
今日本中が、政府が打ち出している「Go To キャンペーン」に混乱を極めています。首都圏を中心に日に日にコロナウイルス感染者が増え続けて、全国各地から反対の声をあげているのに、それらに目と耳を閉ざし、経済復興という目標だけを掲げている現実です。そこに欠けているのは「愛」であって、「人の命」です。日本の政治家たちと日本の民らが、究極の愛と命を優先するようになり、その中で新型コロナウイルスとの共存の知恵を得、また、大雨による災害に遭われ生きる希望を失っている地域の方々を励まし勇気づけるように執り成したいものです。シャローム!
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