~「ニューノーマル」(new normal)の時代 ~
「愛する人たち、あなたがたを試みるために身にふりかかる火のような試練を、何か思いがけないことが生じたかのように、驚き怪しんではなりません。」(Ⅰペトロの手紙4:12)
皆さん、「ニューノーマル」(new normal)という言葉を聞かれたことがありますか。「新しい日常」と訳される言葉ですが、これまで「常識」であったものが常識でなくなること、同時に今まで「非常識」と思われていたことが、「常識」に変わるという時代の変化を表す意味として使われています。そして、今私たちが直面しているのが「ニューノーマルの時代なのです。
もともと、「ニューノーマル」という言葉は、リーマンショックがあった2007、08年の世界金融危機のときに、ビジネスや経済について使われるようになった言葉でしたが、すでに、リーマンショックとは比べることができないほどの衝撃をもたらしたのがコロナであって、コロナ後の時代こそ、誰もがニューノーマル「新しい日常」を行かざるを得なくなりました。
これからも「3密」を避けるため、常に人と距離を取り、どんな時もマスクを外せず、また在宅勤務、オンライン授業、オンライン飲み会、オンライン診療などなど、…とりわけ親しい家族的雰囲気を喜んでいた私たち教会としては、握手、触れ合い、食事などが禁止され、オンライン会議、オンライン礼拝が日常となっていくでしょう。コロナ初期にはほとんどの人が、いつかはもとの状態に戻れると当然のごとく思い、現在も指折り待っていることでしょう。ところが、多くの科学者からは、これらのニューノーマルが、ずっと続くだろうと言われているのも事実です。コロナだけでなく、地球温暖化による自然災害も、日常として人類を脅かしてくることも予想されます。まさに、聖書の言葉のように、“思いがけないことが生じるかのような”ことで、驚き怪しんではならない時代に入っていると思います。神の家族の皆さん、ぜひ聖書の言葉に従い、時代を分別し、神の御心をわきまえてニューノーマル時代を歩むことです。シャローム!
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