『
私たちの賛美、神の歌 』 (ゼファニヤ3:16~17)
“後の世代のためにこのことは書き記されねばならない。
「主を賛美するために民は創造された。」”(詩編102:19)
私たち人間を創造された神様は聖書の御言葉を通して私たちを造られた目的をはっきりと示しておられます。「主を賛美するために創造された」と。この言葉はすべて造られた人に求められる姿です。ですから、わたしたちの賛美、わたしたちの歌は上手下手関係なく、地位の上下、強い弱い、貧富の差、人種、国、性別なども関係ありません。また、私たちの賛美は嬉しい時だけでなく、ひとり寂しい時、悲しい涙を流す時、心身が病んでいる時にもできるものであって、これからも賛美は、私たちの人生に美しい花を咲かせてくれるはずです。
そこで、本日のゼファニアは私たちに驚くべきメッセージを語ってくれます。それは、私たち人間側だけが歌をもって神に賛美をささげるのではなく、私たちの創造者なる神ご自身もあなたと私のゆえに歌をもって楽しまれることを教えているのです。
その日、人々はエルサレムに向かって言う。「シオンよ、恐れるな、力なく手を垂れるな。お前の主なる神はお前のただ中におられ勇士であって勝利を与えられる。主はお前のゆえに喜び楽しみ、愛によってお前を新たにし、お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」(ゼファニヤ書3:16~17)
ここで「シオン」とは神が選ばれた民の名前です。私たちキリスト者の名前でもあるでしょう。この世における様々な誘惑や試練に遭い恐れ、つまずき、疲れ果ててしまい、手を垂れてしまっているような姿の神の民の姿があります。しかし、そのような誘惑や試練に遭いながらも神の聖なる民としてのアイデンティティーをもって、神のみに希望を置き、神に従おうと決心する神の民に向けられている神からのメッセージを聞いてください。
「シオンよ、恐れるな!力なく手を垂れるな。」・・・なぜ恐れなくていいのでしょうか。まず、主なる神がシオンのただ中におられるからです。わたしたちがよく耳にしている「インマヌエル」の約束、「主がわれらと共におられる」という約束がここでもなされているのです。続けて、神が勇士となってシオンの代わりに戦われ勝利を与えてくださるから恐れることはないと言われます。私たちが神の民であるのであれば、私たちの日々の戦い、日々の歩みは私一人ぼっちの歩み、一人だけの戦いではないというのです。私たちの戦いは真の勇士となってくださる神が勝利を与えてくださるのだ!という約束なのです。
そして何より素晴らしい言葉が続きます。神御自ら、シオン、すなわちあなたと私のゆえに喜びの歌をもって楽しまれるという、驚くべき言葉が約束されているのです。神が喜び楽しんでおられる理由こそ、「お前(あなた)のゆえに」です。他の理由はありません。私たちの生きた賛美と、私たちのゆえに喜び楽しまれる神様の歌が一つとされるという驚くべき約束を心に刻みつつ歩みつづける小泉町教会の神の家族でありますように…。ハレルヤ!
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