2020年3月2日月曜日

2020.3.1 牧師室便り


~ 受難節を過ごす神の家族へ~                   

「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」(ヨハネ福音書14:27

 先週からレント(受難節)に入りました。イエス・キリストの受難の歩みを共にたどりつつ黙想する、キリスト教会において大切な時です。とりわけ新型コロナウィルスが世界を覆う中、受難のキリストの十字架の恵みを黙想し御心をいただくことが求められるでしょう。

 先日、執事会では今週からしばらくの間、新型コロナウィルスの脅威から神の家族と教会の働きを守るため、まず、日曜日には主日礼拝を除くすべてのプログラムを行わないこと、また、平日集会も水曜祈祷会を除き、休むことを決めました。その理由は、いまだ新型コロナウィルスがはっきりと究明されないまま、検査もほとんど行われず、どこまで広がっているのかが分からない現状で、無症状感染が実際に起きていること、また高齢者や持病のある方には大変危ないとされているからです。そのため、わが教会も最低限の対処を取る判断を下しました。今の状況がいつまで続くかは分かりませんが、一日も早い終息を祈りましょう。

 まさに思いもよらない苦難と共に始まった受難節ですが、だからこそ確かな信仰の上に立ち、主イエスの御言葉と十字架の恵みに励まされながらこれからの日々を過ごしていきたいものです。この時こそ御言葉を黙想する中で主イエスとの人格的な交わりが深められますように…。シャローム!

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