2020年3月2日月曜日

2020.2.16 牧師室便り

~ 神の世界を見渡す余裕を ~


目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。それらを数えて、引き出された方、それぞれの名を呼ばれる方の力の強さ、激しい勢いから逃れうるものはない。」(イザヤ4026

慌ただしい毎日のうちに、目の前の仕事や限られた人間関係に捕らわれ周りを見渡せずに走り回る現代人の姿を見ます。子どもの時から神の造られた大自然を楽しむことは忘れられ、スマートフォンやインターネット、テレビに目を奪われて見るべきものを逃してしまっているような気がしてなりません。とりわけ子どもたちが幼い時からこれらの機械を渡され、頭も心、魂までも支配されてしまっていることに恐れを覚えています。

先日、これからの子ども礼拝や、子どもたちの教会生活のためにCS(教会学校)リーダーたちと親たちが、共に集い話し合う時が持たれました。日本社会の流行りに無防備に追い廻されている子どもたちが日曜日だけでも、神を礼拝することのすばらしさを知り、御言葉を学ぶ楽しさを味わい、神の家族の交わりの中で愛され、共同体精神を学び、また、大自然を通して創造者なる神を体験し、霊肉共に成長してもらおうという願いが、話し合われました。そのために、まず口を揃って出たことが、子どもたちの手から機械を取り上げ、大自然と生活の知恵と楽しさを身をもって体験できるプログラムを進めましょうということでした。

私の子どもの時には、町の子どもたちと山や川、道に転がる石など自然の中で得られるもので遊び、心を豊かにされていたことを嬉しく思い出します。もちろん、今の子どもたちに強要することもできなければ、それだけを望むこともできないことは知っています。しかし、神の家族に属している子どもたちを、このままにしておくことはできませんし、サタンの策略に、無防備に子どもたちを手放してはなりませんから、私たちに出来る最善を祈りつつ尽くしていきましょう。日々、神が創造された世界を見渡す余裕を持つ子どもたちになりますように…。シャローム!

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