2019年8月20日火曜日

2019.7.21 牧師室便り


~ファイヤとキャンドルを思う~

「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。・・・あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」    (マタイによる福音書5:1416
 
 先週、ファミリーキャンプを恵みのうちに終えることができました。振り返ると、立山青少年自然の家を用いて行われた11年間の夏のファミリーキャンプはすべてが恵みでありました。その11年間、不思議と思っていたことが、キャンプファイヤを一度も休むことなく執り行われたことでした。7月中旬という、ちょうど梅雨時で、立山の海抜800mのところに位置している場所なので、いつ天候が変わるか分からない状況の中、11年間、一度も休むことなく行なえたのは奇跡としか言いようがありません。直前まで大雨だった天候が嘘のように晴れ、満天の空が広がっていた感動の時が何度もありました。ですから、今年のキャンプファイヤも当然のごとく行えると思われていたことでしょう。

しかしそのような当たり前と思っていた出来事が、今年初めてできなくなってしまいました。朝から降り続いていた大雨は、キャンプファイヤの予定した時までやむ気配がありませんでした。そこで急遽「キャンドルサービス」を室内で行う準備にかかりました。毎年キャンプファイヤの圧倒的なパワーを楽しみにしていた皆さんにとっては少し寂しい知らせだったことでしょう。しかし、初めて経験するキャンドルサービスの恵みは新たな感動を与えてくれましたね。ロウソクの灯りから伝わってくる静けさと優しさ、その中で語られる一人一人の感謝の証しは素晴らしい雰囲気を作っていました。

神の家族みんなは、ロウソクの小さな灯りの中で、““あなたを愛しているよ、いつもあなたと共にいて光となってあげよう”また、“あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい”と語られる主イエスのすべてを捨てる愛と私たちへの福音伝道委託の御旨に包まれるような恵みをいただいたことでしょう。万事を益に変えられる主を賛美します。シャローム!

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