2019年6月17日月曜日

2019.6.9 本日の宣教

『 一致をもたらす聖霊 』 (使徒言行録2:43~47)
 
  ペンテコステおめでとうございます!!!
 ペンテコステ(聖霊降臨日)は五旬節とも言い、ギリシャ語で数字の50という意味です。主イエスが復活されて50日目に約束された聖霊が来られた日であり、キリスト教会が誕生した日でもあります。ですから、キリスト教会においてクリスマス、イースターと並ぶ3大祭の一つです。

クリスチャンにとって、ペンテコステは喜びと希望の日です。それは、父なる神が聖霊を通してキリスト教会とクリスチャンの一人一人に、今もなお働いて下さるということを喜ぶ日であって、神の国の広がりを夢見る希望の日でもあるのです。初代教会の一人一人は、聖霊によって新たにされ、力をいただいてイエス・キリストの証人として全世界に出かけるように変えられました。そして、聖霊は現代のキリスト教会と、クリスチャン一人一人に変わらない力と命、希望をもって働きかけておられるのです。

 本日の聖書が教えてくれる聖霊による、新たに生まれた教会の姿、現代のキリスト教会が夢見るべき教会の姿が描かれています。 最初の教会の信徒たちは、聖霊の助けと働きから力をいただいて、毎日神殿で祈り、家庭ごとに集い食事をし、主の晩餐の恵みに与りました。そして、互いの必要に応じて喜んで自分のものを分け合うことを実践しました。彼らの集いには、常に聖霊の働きと助けによる喜びと感謝で溢れていました。初代教会共同体には、偉い人、みすぼらしい人、強い人、弱い人、金持ち、貧しい人、白人、黒人、ユダヤ人、異国人など、階級や差別などもありませんでした。ただ、聖霊に満たされた神の家族がいるだけでした。そのことを最もよく表現している言葉が、“一つになって、一つにして”444647節)という表現でしょう。そうです。聖霊によって生まれた初代教会の最も大きな特徴こそ、共同体の一致にありました。聖霊が臨まれるところには、喜びによる心の一致が生まれたのです。そして、その結果として、“民衆全体から好意を寄せられ、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされた(47節)のです。
 
 小泉町教会の神の家族が、初代教会がそうであったように、主イエスを信じる信仰によって一つとされ、お一人お一人が聖霊の助けと恵みをいただき、互いの違いを尊重する中で、互いを受け入れ合い、補い支え合って、キリストの健康な体なる教会を建て上げられるように心がけましょう。また、互いが赦された罪人であることを告白しつつ、聖霊がもたらしてくださった一致に励みましょう。聖霊が働かれる共同体は一致の恵みの中で、すべてを新しくされる創造と復活の命に満ち溢れることでしょう。ハレルヤ!  

0 件のコメント:

コメントを投稿